#017 いざ! 厄落とし2020
これ以上の厄があってたまるかッ!
結構な文量を書いていたのですが、いろいろあってブルースクリーンが発生、保存していなかったためにすべて吹っ飛びました。
現在22:08。本日が終了するまで2時間。
息を呑んだし心臓が止まった。
今も生きてるか怪しい。
果たして残り2時間を切った状態で私は今日の記事を書ききれるのだろうか。
今年最後なんだから折角だし間に合わせたい。
今日はそんなギリギリのところからスタートです。どうしてこんなことに!
で、何の話を書いていたかというと、2020年も終わりに差し掛かったところでやたらと不運に見舞われるので、いっそ列挙して厄落としとしてしまえばいいじゃないの! というどうしようもなく小規模な不幸自慢の記事になる予定でした。まあこの土壇場で最大級の不幸に見舞われてしまったわけですが(小粋なウィンク)。
しかも些細な事件・事故揃いなものだから本腰入れて嘆くわけにもいかない、このやるせなさ。
幼いころからの仲である親友、本名を伏せて第三者へ紹介するときは決まって竹馬の友、もとい「竹馬」と呼ぶのですが、その竹馬と共通の友人を伴って3人で連れ立って某ダムへ遊びに行ったのが思えば一番最初のしくじりでした。
もちろんCOVID-19対策を講じた上での遊山であります。
会えたことも遊べたことも最高だったのですが、惜しむらくは時季でした。
ちょうどその2週間前に周辺施設が冬季閉鎖の期間に入ってしまって、初冬の雨になぶられながらダムをウロウロするハードなツアーになってしまいまして。
もちろん大規模施設のスケールに圧倒されたり、大自然の息吹を感じたりはあったのですけど、竹馬曰く「新緑の季節にまた来ようか」。私もそう思います。
風薫る季節にリベンジを誓う我々でありました。
さてそんな戦いを経て次の平日、とてもじゃないですが毎日しっかり料理をするほどの体力なぞ残っておりませんので、いつものように休日の作り置きを解凍しようとしたところ、5年選手の電子レンジ氏から何やら怪しげな臭いが。
よくよくチェックしてみればあたため中というのに音がしない。取り出した冷凍ごはんはキンキンのまま出てきました。
試しにもう一度、500Wで3分のチンを実行したところ無事に温めてくれたので、ひとまずは安心しましたが、一度不調が出てしまえばいつお亡くなりになるか分からず……。
今もだましだまし使っていますが、貯金と相談しながら次代電子レンジを模索する日々です。
レンジ氏がお亡くなりになれば、我が家の食事事情は一気にツーランク・スリーランクと落ちますので、どうか長生きしてほしいと切に願っています。
なんだかハズレ続きの日々の中、密かに心の支えとしていたのがゲオとヨドバシのPS5抽選でした。
「まぁ当たらないだろうけど当たったら最高にうれしいな、まあ当たらないだろうけど」
という屈折した気持ちを抱いて、発表当日。
ゲオからの電話、来ず。
ヨドバシの発表、ざんねん。
泣いた。
加えて年末の折、世の社会人はなべて忙しくなるもので、私もご多分に漏れず迫りくるタスクにヒイヒイ言いながら繁忙期をやり過ごしていました。
こういう時に限ってイレギュラーは発生するものです。
お仕事の内容をアレコレと詳細に書く訳にいかないので、当たらずとも遠からずなたとえでお伝えしますと、
『相手の善意と私の気遣いがどうしようもない形で噛み合った結果、終業後の拘束時間が5時間を超えてしまう悲しき事故』
『先人たちが大切に育ててきたボムへいが、受け取ったとたんに私の手の内で爆発した痛快マリオパーティ事件』
が微妙に期間を空けて勃発したために、ここしばらくの私の休日のスケジュールは【泥寝@寝床】で占拠されていました。
前者は本当に相手の善意でしたし(それ自体は本当にありがたかった)、後者は頼むからボムへいを育てるな(半ギレ)の一言に尽きますし、こう……やり場がない。
お仕事って往々にしてやるせないですね。
いよいよ、そういう切なさが積もり積もって「これは近年稀に見る不運ラッシュなのでは?」と思い至った私は、数年前に編み出したかんたん運試し兼厄払いを試そうと立ち上がった訳です。
かんたん運試し兼厄払いとは、ヒネリも何もなく【スクラッチを買うこと】、それだけ。
どこかで「ツイてないときほど宝くじを買え」って聞いたことありませんか?
それです。
これはツイてないな、と心底思ったときに買うんです。
これがなかなか小狡い理屈の上に成り立っていて、
1.当たれば「本当に運が悪い時期だった」かつ「当たったのでイーブンだしハッピー」で嬉しい
2.外れれば「ここまではどん底じゃなかった、大したことじゃない」とちょっと励まされる
どっちに転んでも割とプラス思考になれます。オススメ。
で、いよいよ買いに行こうと出かける準備を始めた矢先。
立ち上がった後の座椅子の位置が悪くて、持ち上げたところ……
メキョッ、といきました。
右足親指の爪。
座椅子の「く」の外角の方に絶妙に引っかかって、爪の半分が折れ&剝げました。
心も折れそう!
爪に関しては、すぐに皮膚科で診ていただいたので大事には至りませんでした。
その皮膚科が痛快な方々揃いで、理学療法士さんと思われるおばちゃんに向う脛をペチンとやられつつ「全部剝いじゃうとか、そんな江戸時代の拷問みたいなことしないからwww」と断言されたり(笑った)、忙しげな先生から「ハイ次はメガネちゃんね!!」と謎の愛称で呼ばれたり(笑った)、やたらと面白おかしかったのでこれは不幸中の幸い。
その週はとてもスクラッチを買いに行く元気が出なかった訳ですが。
(爪の剥げた足でくじ売り場まで歩いていく胆力は無かった……)
暫く経って本日ようやく、スクラッチを買う気力と機会が揃ったので行ってきました。
さあ念願の厄落としチャレンジです。これで当たったら何を買おうかなどと妄想だけが膨らみます。庶民特有の生態であります。
先に売り場で一心不乱にスクラッチしてるネエチャンが居ました。彼女も私と同じように何かを思い悩んで来たんだろうか。
100円、200円、300円の3種類があり、わざわざ売り場まで来たんだからと300円を選択。5枚購入。1500円也。売り場のオネエさんに「当たりますように」と声をかけられつつ、いざスクラッチ。
外れました。
全部外れました。
知っていたけど、この虚脱感よ。
この程度の小規模な不運ではとても太刀打ちできないのは分かっていましたが。
(もっと言えば、不運のどん底にあったとして確実に当たる道理はないのも理解していますが……)
外れたので、前述の小狡いロジック第2項に倣って「ここまではどん底じゃない」と解釈しましょう。
……というところまでがこの記事の構想でした。
この上、最後のトドメと言わんばかりのブルースクリーン&下書き消滅。
なるほど間違いない、これが底だな!
図らずも今年一年分の不運を清算しきってスッキリサッパリしたところで、この記事はここまで。
今年の最後はこういう話題にしようと思っていて、色々起こったことをメモに書き留めたりしたのですが、書いてから改めて思うのは「ダメだったことをあーだこーだと列挙するのは存外に生産性ないな!」ということ(台無し)。
やっぱり書くなら「これが楽しかった」「アレが素敵だった」がいいですね。
フラッと立ち寄ったブースの占い師さんも、いいこと考えてるともっといいことが寄ってくるよと言ってたし。
本当にそうかはともかくとして、楽しい事を考えていた方が絶対に幸せなはず。
来年は明るい話題を沢山書けるといいな。
2021年も楽しみましょう。
それではまた次の日曜に。よいお年を!