週報タルトトタン

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#047 ガレリア、あるいはエンタメと追体験の狭間

 

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 あのカテドラルを制してきました。
 ついでに先日発売された公式アートブックを購入して、ひととおり読んで来ました。

 結論。
 『ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』は、“奇品”たりえた調整不足の佳作である。
 以上。
 ……と、それだけでは当然終われないので、プレイした雑感やアートブックを読んで受けた印象などをつらつらと書いてゆこうと思います。


 そんなわけで今日の記事はネタバレ全開の「完全クリア+アートブック感想」。
 ゲーム本編をクリアしていない方、あるいはアートブックを読まずに保管している方、更には前作『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』を未プレイの方などなど、諸々をこれから自力で解き明かしたい皆さまにはお見せできない内容となりますので、どうぞご注意ください。

 ちなみに『魔女と百騎兵』は目下プレイ中です。まだまだ真相解明には至っていないので、世界観が共通する作品ではありますがこちらのネタバレは(多分)含みません。

 

 

 

 

 で、肝心のゲーム本編。
 今や様々な意味で語り種となっている“あの”グラン・カテドラルをプレイし続ける間ずっと、「アレを書いてやろう」「こう評してやろう」と怨念じみたことをぐるぐると考えていたのですが、アートブックにてディレクターご自身から「理想の形で世に出せなかった」とハッキリ告白されてしまうと、プレイヤーとしてはもう何も言えなくなってしまうんですよ……。

 ほぼアプス一種しかないアルムーンの迷宮、まさかアパルトマンの焼き直しとは思いもしなかったカルチェヴィータ、3651階のランダムダンジョン。
 受け手として直感的に「退屈だ」と思ってしまう部分は多々ありますが、一歩引いてそれらを冷静に眺めてみれば「制作上の何らかの都合によるものであって、意図して設計したものではないんだろうなぁ」と事情を察することもできます。

 ただあくまでそれはいちプレイヤーの推論でしかなく、もしかしたら実装されていたかもしれない物語、舞台、要素が本当に計画されていたかなど知りようもないので、現状の出来をもって胸を張って完成品として送り出された可能性を排除しきれずにモヤモヤしながらエクストラダンジョンを駆け降りていました。

 そこへ、あのアートブックですよ。
 ディレクター氏は出版物を通して作品を補完するか否か迷われたようですが、ユーザーとしてはこの決断は大歓迎です。
 ゲーム一本の作品内で完成せず(曲がりなりにも“完結”はしているとはいえ)別媒体の追加情報でピースが埋まるという形に是非はあれ、あの物語の全体像が世に出てくれて心底ホッとしました。

 「本来はあんなアンバランスなトルソーではなく、完璧な全体像が予定されていた」という安心感、納得感。
 あの内容で全てではないと言ってくれてよかった。
 足りない設定のピースを与えてくれてよかった。

 

 ……という感謝で今は胸がいっぱいですが、カルチェヴィータ以降のゲーム部分については思うところがたくさんあるので、ここからは前述のエモは一旦置いといて(箱を横に置くジェスチャー)一般的なゲーム作品としての感想を述べてゆきます。
 覚悟しろよ!(涙目)

 

【加速を続けるストーリーの一方で、ブレーキをかけてくるプレイアブル部分】

 シナリオが面白い。
 この点に関しては、異論は少ないものと思います。
 ユリィカ編=贋作アルムーン編でこれでもかとばかりに散りばめられる伏線を拾い集めるのも楽しかったですが、やはり一気にギアを上げてくるのはナチル編=アルステラ編。

 物語の時系列としては一番最初に位置するナチル編は、謎かけの役割を担うユリィカ編に比べて登場人物ひとりひとりの描写を丁寧にしているように見受けられます。
 アルムーンに潜入する前のナチル(厳密にはプレイヤーが最初に出会う彼女とは別人ですが)のバックグラウンドをきちんと掘り下げてゆくことで、ナチルに対する思い入れが強くなってゆきますし、また魅力的な関係者たちへの愛着も芽生えてゆきます。

 ナチル母ことニーナ・コルベールの描写がめちゃくちゃ生々しくて目が離せない。我が子から「おかあさんってブスなの?」と心の最も弱いところを突かれてしまい、子供に対するフォローもできず、また自己防衛のための言い訳もできず、ただただ何も言えずやり過ごすしかできないあの場面。ナチル母の弱さと優しさが同時に表現されている一幕です。

 ルーナタールの魔女たちも素晴らしい。
 クラリスさんの放埓なようでいて弟子想いなところ。「夜風に当たりにきた」と言いながら、母の灰化病を疑うナチルを心配して様子を見に来たのがバレバレですよ! 大好き!
 キットカットの飄々としてつかみどころのない造形。誰の損得にも関わらないように見えて、物語を俯瞰して見てみると一心にウールー=マーガレットの幸せを願い続けていたところが……もうね……。
 ジルルダ女史の暴かれた本性、あの「自分が良ければいいだろうが!」な演説は聞いてるこっちも思わず力が入りました。ああいうエゴイスティックに振り切れた悪役って見ていて気持ちがイイですよね。いややってることがえげつないので全肯定するのはどうかとは思いますが。
 ネリルは「過去の自分を呪い殺してしまいたい」のくだりが素敵。見た目のせいで実年齢を知っても「えぇ~本当でござるか~」な感じだったのですが、あの会話で確かに「子供を持つ女」なのだとしっかり証明してきて、シナリオの“良さ”を見せつけられます。
 ミラージ、ドリス、その他作中で姿を現さなかった者たち、皆それぞれが無二の魅力を持った役者たちでした。

 

 ユリィカ編以上にアツく魅力的な展開が畳み掛けてくるナチル編ですが、その一方でゲーム部分がガクッとパワーダウンする曲がり角でもあります。

 ユリィカ編でもアプス→トランセプト→チャンセルの構造を見て「おっと、テクスチャが同じ……」と内心ヒヤヒヤしていましたが、ナチル編のアパルトマンはランダムダンジョン+固定マップ2枚分しかないという。

 個人的には、ランダムダンジョン・即・つまらないとは思っていないのですが、いかんせん「地力でマップ埋めをして踏破率を100%にする楽しみがあるDRPG」との食い合わせが微妙だったかなと。
 これはランダムマップそれ自体がつまらないという訳ではなく(マップに当たりはずれがある、というのは結構面白かった)、ただ単純に「踏破ポイントの分母がなくなってしまう」ことがNGだったように思います。
 DRPGの醍醐味の一つであるマッピングは、マップを完成させる、つまり「踏破率100%を目指す」こととほぼ同義。
 ランダムダンジョンの無限の未踏破マスを踏破ポイントにカウントすることで、「記録に残る固定マップ埋めを真面目にやらなくても踏破報酬をコンプできてしまう」「踏破率100%という概念がなくなってしまう」。
 そう考えると、ランダム部分は踏破ポイントを加算しない方が良かったんじゃないかな……。
 (ただ、そうするとエクストラダンジョンが本当の本当に虚無になり果ててしまう訳ですが)
 (まぁ踏破報酬コンプリートもエクストラダンジョンの早い段階で達成してしまったんですけども)

 アパルトマンはまだ初めてのランダムダンジョンだったので真新しさもあって「こんなもんかなぁ」で済んだのですが、真ん中に挟まる真アルムーン編で出涸らしの地下迷宮をスタンプラリーする羽目になったあたりで「ん?」と思い始め、アルステラに戻った後の切迫した状況の中で潜るカルチェヴィータがほぼほぼアパルトマンの焼き直し(かつボリュームはこっちの方が上)であることに気付き、頭を抱えました。

 ストーリーは先が気になる内容/急を要する局面なのに、プレイヤーこと降霊灯の方はといえば延々と見知った景色の中をダラダラ歩いているだけ。
 この熱量の乖離は、やはりもう少しなんとかしていただきたかったですね……。

 

 

【マダム=マルタ、希代の主人公属性ばあちゃん】

 実はユリィカ編をプレイする段階で書いていた感想メモの中で「マダムがめちゃくちゃ好きになってきた。嫌な予感はするけど、もし裏切られたらちょっと立ち直れないかも」と書き残すくらいにはマダム・マルタのことが好きになってました。
 だって好きになっちゃうじゃん! あんな強かでお茶目なバアちゃん!

 ナチルと初めて顔を合わせた場面や背格好から、なんとなくナチルと同一人物なんだろうな~とは察していたのですが、まさか彼女の方が“本物のナチル”とは……。
 本物のナチルがすべてを忘れてから終身刑になったくだり、他の物語では類を見ないくらいの残酷な展開で、ただただ「そこまでやるか、マジか」と愕然とするしかありませんでした。
 世界崩壊の危機の解決の糸口に一番近い立場でありながら、すべての記憶を閉ざされたまま百年の時を失う。
 なんだろう、これ以上の残酷な仕打ちってないんじゃないかな……。無情。
 作中で正ヒロインを本気で100歳老けさす物語なんてあります!?!? あるんだなこれが!!!!!!! ここに!!!!!!!!!!!!


 記憶を失ったナチルの物語、ここでは便宜的にマダム編と呼びますが、ここのシナリオが一番好きかもしれない。
 ようやく最初のユリィカ編で散りばめられた謎が回収されてゆく、お待ちかねのパートですね。この時間が必ず用意されているだろうという信頼があってこそ、ユリィカ編の「何も明かされないバッドエンド」を許容できたと言っても過言ではありません。

 そして、マダムが贋作アルムーンへ飛ぶところの走馬灯。
 このシーン、私は個人的MOTY(名シーン・オブ・ジ・イヤー)を贈呈して差し上げたい……。

 

 ナチルがどういう人生を送ってきたか全てわかるプレイヤーだからこそ、老婆になったナチルが少女のような声で零した「お母さん、私なにも出来なかった」の辛さが分かる。

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 クラリスさんとの信頼関係を知っているからこそ、水の魔法文で橋の向こうから追い返してきたクラリスさんの「お前にパレードはまだ早い」が染みる。

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 あんなの見せられたら泣くしかないじゃないッスか……。
 マダム・マルタ、素晴らしい主人公だった……。

 

 

【BGMは前作に引き続き最高】

 アパルトマンやナチルの見せ場シーンで流れる「Club Coven」、ナチル編の通常戦闘BGM「Zoom in Quartet」、グラン・カテドラルの「Dancer at Dusk」、どれも大好きです。
 残念ながら初回限定版ではなく通常版を購入してしまったので、前作『ルフラン』のようにイメージCDという形でも構わないので是非とも音源を買わせていただきたいところですね。

 ただ、戦闘に入ると毎回フィールドBGMが最初に巻き戻されてしまうのと、水中BGMが「フィールドBGMにエコーかけたやつ」ではなく「エコーかけたアプスのBGMで固定」なのは勘弁してほしかった。
 風の音だけの静かなグラン・コリドールのさなかで、久々の水中マスに進んだときにエコーがかかったアプスのBGMが突如として流れ始めたときは何事かと思った。
 そこはもうちょっとこだわってほしかったです。
 せめて水音だけのBGMを別で用意するとか、手の打ちようはあったはず……。

 

 

【3651年層はニワトリの腹を裂く重みと等価か?】

 はい。グラン・カテドラルの話です。

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 いかにも恨みがありそうな物々しい書き出しになってしまいましたが、個人的には世間で言われるほどの苦痛は感じませんでした。
 装備のバカインフレが意外と面白く感じたのと、最初期はポンポン小気味よくエレベーターが出てくれたからでしょうね。

 とはいえ、あの道のりをプレイしていて「ゲームとして楽しかったか」と問われれば、間違いなくNOです。
 苦痛ではなくとも、二度とプレイしたくない。少なくともあのボリュームのままなら。
 味のうっすいワタアメをひたすら食わされているような感覚でした。せっせせっせと食べるのはいいけど、一向に減る気配はないし、かといって腹に溜まる訳でなし、私はいったいこの作業を何のために続けているんだろう……と、一週間ほどの戦いの中で何度も自問していました。

 いや、最初の10時間くらいはまだ頑張れたんですよ。
 一人で孤独に戦う贋作ナチルを助けなければ! とストーリーに寄せて心を奮い立たせて、モチベーションを保っていました。

 ですが、要所要所で挟まれるイベントシーンがあまりに断片的で、……というか、永遠のアルムーンを生きるユリィカの描写が一切なかったために、グラン・カテドラル攻略中のユリィカに何が起こっているか一切分かりませんでした。これはかなり痛い。
 グラン・コリドールにおいても言えることですが、ユリィカが何をもって永遠のアルムーンを壊そうと決意したのかが見えてこない以上、「それを捨ててでもナチルを助けたい」の「それ」の部分がプレイヤーの中にないので、ここは(他の伏線回収をブン投げることになろうとも)最優先で描写してほしかったです。

 

 さて、ラストのストーリー展開におけるユリィカの決意=バックグラウンドが薄いとなると、ナチルを助けるためにこれだけの犠牲を払ったぞ! という「支払った対価」の部分はすなわちプレイヤーがかけた時間と等価になります。
 有り体に言ってしまえば「グラン・カテドラルでこれだけ苦労してきたぞ」がそのまま演出の一部に組み込まれる訳です。
 そうだよね、世界を一つ壊してナチルひとりを助けるのに、タダで済むはずがないものね……

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 って納得できるかァ!!!!!

 

 ノーマルエンド時点でプレイ時間が98時間。
 エクストラダンジョンをクリアし、グランドフィナーレのトロフィーを取得した時点で128時間。
 あの“味うっすいワタアメを食い続ける作業”にかかったのが、おおよそ20時間ほど。

 ただただ変化のないダンジョンを進み続ける時間としては、破格に長いです。虚無です。
 “悠久の時”を表現したと言われれば色んな意味で納得できますが、「3651年間の重みを体験してね」ということで文字通り3651階のランダムダンジョンを歩ませるのは賛同しかねます。
 
 この件を友人にかいつまんで説明したところ、
 「舞台のストーリー上で登場人物が死んだからって、舞台上でほんとに役者を死なせちゃダメだよね」
 とのこと。
 その通りだと思います。
 ストーリー上で悠久の時が流れるからといって、プレイヤーに実際に悠久の時を体験させるのは流石によろしくない。
 よろしくないというか、勘弁してほしい。

 

 ゲームという媒体の何が強みかって、ストーリーをプレイヤー自身が体験することができる点に尽きると思うんですよ。
 本と読者のような、第四の壁で明確に定められた関係ではなく、相互に干渉しあうことができる媒体。
 ボタンを押せば作中世界に自分の行動が反映されて、画面の中での出来事に合わせてコントローラーが振動して、かけたプレイ時間に呼応して人物が強くなったり物語が進んだりする。
 要はより没入感の高い「追体験」を可能とする点が強み。

 

 一方で、ゲームというのはエンタメでもあります。
 真実を描写しきるのも物語に対して真摯な姿勢で素晴らしいですが、ゲームそれ自体の面白さを守るためには、時に矛盾が生じることも厭わず何かの描写をカットしたり、要素を排除したり、あるいは存在しないものを盛り込むことも必要になります。
 つまり面白さの鮮度を保つための“ウソ”をつく必要だってあると、私は考えています。

 例えば某スケボーゲーム、あんな動きをしたら普通の人間なら死ぬけどプレイヤーはピンピンしている。これもウソです。
 大半のFPSゲーム、銃弾で打たれたら普通は動き回れないけどプレイヤーは数秒で自然回復できる。あれもウソです。

 ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団におけるグラン・カテドラルの長さは、非常に正直に描写された「世界を壊す重み」です。
 そりゃそうだ。3651年の長きにわたりナチルが守ってきた世界を壊すなんて所業、タダで出来るはずがない。
 ユリィカと降霊灯と旅団の人形兵たちは、グラン・コリドールの最下層で貪欲・苦難・赤子・叡智・快楽・無垢・勇気・富・愛を捨てて拓けた道を同じだけの時間をかけて進み、それでようやく創世することができる。
 道理です。物語にこれほど忠実な体験はない。追体験」の極みです。


 アートブックでああ言われてしまった以上は制作側が本心から意図したものでないと重々承知の上ですが、それでも言わせていただきたい。
 もう少しやりようはあったのではないかと……。
 もう少しウソをついて、ボスを何体か倒せばいいですよと「時間」をごまかすとか、1階=10年にレートを緩めて「物量」を減らすとか、いつでもワードローブを作れますよと「苦労」を緩和するとか、もっとこう手心を……頼みます……もうちょっとプレイヤーに優しくしてください……。

 

 

【数多世界には一層惹かれてしまった】

 物語に欠けた部分があると探してしまうのはプレイヤーのサガでして、シナリオ部分が魅力的であるぶん「語られなかった箇所」のもつ引力は他のゲームの比ではないですね。
 その辺の補完はアートブックで心ゆくまでネタばらししていただけたので、それをもってようやく自分の中でガレリアの物語が完結してくれました。
 重ね重ね、アートブックを出していただけて本当に本当によかった。感謝しかない。
 (これがなかったらもっと暴れていたかもしれない……)

 よく「ガレリア」は一つの物語として独立しているから「ルフラン」未プレイでも大丈夫! とは言われますが、私個人としてはかなり密接に関わりあう二作のように思われますので、時間が許すなら是非ルフランから入っていただきたいところですね。
 特に世界樹の一族関連は前作のネルドを知らないといまいち理解しきれないんじゃないかな。
 ナチルの生みの親に関しても知っていると知っていないでは感慨深さが比べ物にならないでしょうし。

 さらに言うと、数多世界の物語としては『魔女と百騎兵』で多くのキーワードが語られているようなので、より世界観を理解するためにはそちらのプレイも必須かもしれません。
 現在、熱量冷めやらぬままに、『魔女と百騎兵 Revival』をプレイしています。
 無事にクリアできたらそちらも記事にしようと思いますが、果たして完走できるかどうか。この話はまた別の機会に。

 

 

【惜しい、ただただ惜しい】

 アプスの隠し部屋から狭間世界に飛べたら、どれだけの冒険が待っていただろうか。
 きちんと完結させる予定だったというノーマルエンドはどうなっていたのだろうか。
 永遠のアルムーンでユリィカはどんな日々を過ごしていたのだろうか。

 この辺が想定通りにゲーム本編に組み込まれていたら『ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』は真の名作になっていたのだろうと考えるとただただ残念でなりません。

 ゲームプレイ部分については(UIなど多少の粗はあれ)人形兵の編成やレベリング、トレハン要素などきちんと前作と同様に楽しかっただけに、心から「稀代の名シナリオを携えて戻ってきた、異色の名作DRPGの続編である」と紹介できないのがせつない。

 もし次回作があるのであれば、どうか余すことなく表現したいものをすべてゲーム本編に組み込んでいただきたい。
 いちプレイヤーとしては、ただただ祈るばかりです。

 

 

 久々に熱の入った語りをしてしまいました。
 ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団、よいゲームでした。色々言いましたが、というか色々言いたくなるくらい、プレイヤーの心を揺さぶってくる作品です。
 BBAは最高(話のオチそこでいいのか?)。


 魔女シリーズの新作が出てくれることを願いつつ、今日はここまで。
 また次の日曜に。

 

 

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