#056 おかえりなさいベヨネッタ
2021年9月24日、待望の《ベヨネッタ3》の続報がニンテンドーダイレクトの大トリを飾りました。
初報トレーラーがThe Game Awardsで2017年12月8日に公開されてから、なんと1386日が経過しています。
いちファンとしては、もう「おかえりなさい」「ありがとう」の言葉以外出てきません。
待ってた。もうね、超待ってた。信じて待ってた……嬉しい……生きてて良かった……。
とりあえず英語版トレイラーを貼っときますね。個人的にベヨネッタは英語音声派なので。
もう開発は大詰めとのこと。本当に存在していたし、本当にリリースされるんですね。すごい、ベヨネッタ3は実在したんだ。
ここまで情報を完璧に秘匿して制作を進められてきた各位に深く敬意を表します。ユーザーからのフィードバックのない4年弱は、情報を待つユーザー側以上に長かったことでしょう。
続報が来たことで号泣したファンといえばエルデンリングのファンボーイが記憶に新しいですが(下記動画の2:12:00くらいから)、まさか自分が同じような反応をする日が来るとは思いませんでしたよ。
こんなにトレイラーが出るって嬉しいことなんだな、と思うのと同時に「えっ自分ってこんなにベヨネッタ好きだったんだな」と改めて自覚したり……。
3のリリースは2022年とのこと。年始早々にブチ込まれるのか年末まで引っ張られるのかは分かりませんが、現在まだ2021年9月末! 前々作・前作を予習する時間はまだまだたっぷりございます。
ということで今回は《ベヨネッタ初代》を中心に、ネタバレしない程度にベヨネッタ女史の魅力をお伝えし、3までにファン人口を増やすお手伝いをさせていただきましょう。
「スマブラで見たことある」だけじゃ勿体ない! 彼女の魅力は本家の物語にギッシリ詰まっているのです。
【どのハードで出てたの?】
まずゲームシリーズとしての概略をサラッとご紹介。
ベヨネッタ(初代)
初出:Xbox360、PS3(2009)
移植:WiiU(2014)、PC@Steam(2017)、Switch(2018)、PS4(2020)
ベヨネッタ2
初出:WiiU(2014)
移植:Switch(2018)
こうやって見ると結構あちこちに出てるんですね、特に初代。私はPS3、WiiU、Switchと三回ほど購入しました。PS3はトロコン済み。
ちなみに初代の初出では日本語音声が存在せず、PS3ユーザーだった私にとってはベヨネッタ=Hellena Taylorさんです。そんなユーザーでも大丈夫、WiiU以降もちゃんと日本語音声・英語音声を選べるようになってます。親切!
【アクション難しくない?】
世にあるゲームの中では最も難易度設定に幅がある部類のアクションゲームと思われます。
Very Easy / Easy / Normal / Hard / ∞ Climax の5種類。
そのうち簡単な方のVery Easy / Easy では『永遠なるマリオネット』という装備を使用できます。※
(※ホントはどの難易度でも使用できるのですが、Normal以上だとペナルティがキツいので実質Easy以下専用です)
『永遠なるマリオネット』は、言ってしまえば「レバガチャで華麗に戦ってくれるモードに切り替わる装備」です。曰く「ゲームの苦手なウチのおかんでも楽しめるモード」転じて『おかんモード』。
何度か試したのですが、これがすごいのなんの。
方向キーすら使用することなく、たとえばAボタンを連打しているだけで「接近」「攻撃」「回避」をすべてこなしてくれます。
しかも攻撃入力を適宜変換してくれるので、P(パンチ)攻撃を連打してもK(キック)が適度に混ざるPPKKKとかPKPとかに読み替えてくれ、多彩なモーションを気軽に楽しめるようになってます。
多分おかんモードを使ってザカザカ進めていけば、初代・2とも1周5時間もしないでクリアできるんじゃないかな。
もちろんアクションゲームとして楽しんでいただきたい気持ちも(ファンとしては)あるのですが、「アクションは苦手……」「あまり時間をかけられない」「初代はおさらい程度で、早く2をプレイしたい!」という場合もサラッとクリアまで走れる間口の広さも推してゆきたいところ。
もちろんアクションの面白さに惹かれたのならば、とことん極めてゆけます。そのための∞ Climaxですとも。
さらにはタイムアタック報酬、オール最高評価、なんでもアリです。懐の深いやり込み要素に思うままズブズブ沈みましょう。
【やるなら初代から】
ストーリー上、初代の内容が非常に重要であるため、2以降を十二分に楽しむためにも初代の内容を知っておいてほしいからです。
個人的に初代が大好きで何度クリアしたか分からない(各ハード合算して間違いなく2ケタは言ってる、台詞もかなり覚えてる)からというのも大いにありますね。
それだけ周回しているならさぞ上手なんだろうって? ウン、ソーダネ(目を逸らしながら)。
前述の通り、1周するだけなら割と時間もかからないので、是非とも気軽にプレイしてみてください。
今からやるならスイッチ版がオススメ。
ちなみに初代はDL専売です。
2はパッケージ版とDL版どっちも用意されてるけど、パケは何故か品薄っぽい(出荷絞ってるっぽい)のでどっちもDL版にするとラクかもしれません。
ただしどっちも結構な容量があるので、ストレージの残り容量にはご注意のこと。
【ベヨネッタ、ミステリアスな魔女でありヒーロー】
ベヨネッタ、というと「シリーズタイトルとしての"ベヨネッタ"」「主人公の通称としての"ベヨネッタ"」の二つの意味合いがあって実はややこしいのですが、とりあえず以降は主人公名として記述しますね(オタク特有の小難しい前置き)。
キービジュアルしか見てないとか、あるいはスマブラでしか知らないという方にとって、彼女は割と「めっちゃ強そうな美人」「近寄りがたい」的なイメージが強いと思われます。
しかし、しかしですよ、ベヨネッタはアクションゲームでメインキャラを努めるキャラ。
プレイヤーを惹きつけてやまない魅力も沢山持っているのです。
えー、ここからただのいちオタクの叫びになります。
スクショを多数掲載しますが、ストーリーに関するネタバレになりそうな部分は弾いてますのでご安心ください。
・いちいちスタイリッシュ
一分の隙もないとはこのことです。
ただただ歩くだけでもモデル歩き。ファビュラス。
ライバルのジャンヌと共闘する場面では、この通り。
もう戦ってるんだか組体操してるんだか分からない。
敵対しているはずなのに「あなたたち仲いいね???」となること請け合い。
既にお気づきかと思いますが、「スタイリッシュ≒お茶目」です。
そう、ベヨネッタは意外とお茶目さんだったりします。このゲームのバカゲー要素の大部分を担っているだけある。
彼女を追い回すジャーナリストのルカのツラに口紅で落書きをする場面も……。
(大神のアマテラス的なメイク。作中にはこんな具合でちょくちょく別ゲーのオマージュが出てきます)
・もちろん超美人
説明不要。このスクショコレクションをご覧あれ。
“There's no rosemary in the perfume. After all, rosemary's a demon repellent.”
(私の香水にはローズマリーは使われてないの あれは魔よけの香りだもの)
シリーズ通して一番好きな台詞。確かにベヨネッタは「魔」そのものだからね……。
本気モードになると髪をおろします。かっこいいね。
何か悪いことを考えてるシーン。表情がチャーミング。
・意外と世話焼き
これ、これね、すごく重要。
ベヨネッタが主人公たる所以はここにあります。
初代・2ともに彼女は「守るべき存在」と道中を共にすることになりますが、表向きは面倒くさがっているように見せかけて、実はめちゃくちゃ気にかけて世話を焼いている様子が要所要所で見られます。
初代は謎の少女「セレッサ」と出会い、彼女を守りながら進むことになりますが……
移動にもひっそり気を使ったり、
敵である天使がウジャウジャいる場所に走っていったときは窘める場面も。
で、案の定天使に囲まれたら……
護る。
このオカン力(ぢから)! 最早神々しい。
・ファンサの鬼
だいたいネタバレか終章に近いシーンが多いため画像を持って来られなかったのですが、ベヨネッタはよく"俺ら"にウィンクしてくれます。
3の最新トレイラーでもバチーンと飛ばしてくれますね。めっちゃカメラ目線で。
これが嬉しいんすよ(すごくいい笑顔のオタク)。
“俺ら”に視線をくれるのって直近で思いつくのはウィッチャー3のゲラルトくらいだな。
(ここで予想外のウィッチャー3のネタバレが!)
……といった具合で、笑いあり涙ありセクシーあり、の冒険活劇であるベヨネッタをオススメしたい記事でした。魅力を伝えるぞ!と意気込んでいたはずなのにただの与太話になってしまった感。
もう少し時間をかけて記事を練った方がよかったかもしれませんが、金曜に新情報がドカンと出て以来ずっと混乱の渦の中で、勢いで初代を1周して、現在2を再プレイ途中のため、全然頭の中が整理できてません。
しかし2~3日しか経ってないフレッシュな喜びをそのまま形にするのもまた一興かと……思ったのですが、やっぱりきちんと筋道立てて紹介した方がいいですね……。
3が出た折には改めて何かしら書こうと思います。いつになるかな。楽しみだな。
3のパッケージを手に取れる日を夢見ながら、本日はここまで。
また次の日曜に。