週報タルトトタン

よく寝て、よく食べ、日曜ものかき。

#105 サクナヒメをSteamで買い直したら

 

 

 米は力だ!(再放送)

 

 天穂のサクナヒメ、1周だけでは遊び足りなくて再度クリアして参りました。
 しかも別ハード。Steamでわざわざ買い直して。
 いやぁ……やっぱりスゴいですよこのゲーム。癖になる。大好き。

 

 最初にプレイしたのはスイッチ版でした。(その時の感想記事:#079
 スイッチ版では布団に寝転がりながら快適に稲作できる悦びを享受していた訳ですが、何不自由ないプレイ体験の中で一点だけ物足りないことがありました。

 

 実績・トロフィーがない。

 

 自分は決してゴリゴリのトロコン派ではないのですが、好きになったゲームならはできる限り取得したくなる性分でして……。
 サクナヒメの実績は「特定の値を満たした米を作る」や「○○類だけの夕餉をとる」等、ちょっとした工夫で取れるものが大半です。
 中には「一番高い屋根にのぼる」などの遊び心満載な寄り道系も。

 

 折角遊びなおすのなら実績を取れて画質もあがるPC版でいこう、ということでSteamで買い直してきた訳です。
 同じタイトルを買い直すの久しぶり。多分ベヨネッタ以来。風ノ旅ビトもそうか。まあ何にせよ珍しいことです。

 

 せっかく手元に2バージョンあるなら、ついでに描画の比較でもしてみようじゃないの、というのが今回の記事の趣旨です。
 以下本文。

 

 

 

 予め申し上げておきますが、当然グラフィック面においてはPC版に軍配が上がります。あたりまえ。
 なお、使用PCは購入当時でミドルハイくらい(メインメモリ32GB、RTX2070)の一般的なゲーミングPCです。

 その上で、スイッチ版もほとんどロードや処理落ちに悩まされることなく、本質のゲーム体験についてはPC版もスイッチ版も大差ないゾということは明記しておきます。
 どちらを買えばいい!? いかがでしたか!? みたいなことは書きません。
 好きな方を購入するとよいです。

 あえて書くとしたら、寝床や出先でプレイしたいならスイッチ、バキバキの画質で楽しみたいならPC、くらいですかね。
 至極当然。ハード特性ごとの住み分けでしかない。
 これって地味にすごいことだと思います。技術的なことはあまりよく分からないけど。

 

 

 で、実績集めはどうだったのという話。
 もちろん楽しかったです。クリア時点(35時間)で37/40ほど集まりました。
 『絶景かな』と『悪戯っ子』を取りたかったんよ! こういう攻略に全く関係ないお遊びトロフィー大好き。

 現状で残っているのは、

  • 豊穣神(格50)
  • 花咲かのサクナヒメ(花咲かサクナをwave100までクリア)
  • 天返宮(天返宮の第100階層をクリア)

 の3つ。スイッチ版で『豊穣神』と『天返宮』は出来たから、苦戦するとすれば花咲かサクナかな……。
 この日のために武技・居合を育てておいたのでまあなんとかなるんじゃないかな。知らんけど。頑張ります。

 

 序盤から積み上げておかないと取れない……といった類の鬼畜な実績が一つもなかったのが好印象です。
 例えば「真価をすべて解除」とか「葛籠をすべて回収」などがあったら流石に心が折れていたと思います。
 「献立コンプリート」なんかも実装されてたら発狂してただろうな。
 製作者の方の温情に感謝。

 あとはボチボチ進めてゆく所存です。

 

 

 さて、話をグラフィックに戻しましょう。
 これがまた……正直全然違いましたね。
 特にブルーム効果(光がボンヤリ広がるエフェクト)が空気感の演出に一役も二役も買っていて、遊んでいて非常に心地よかったです。
 グラフィックはなくてもいいが、あったらあったでとても嬉しいもの。複雑。

 自分は結構飽き性な人間なので、同じゲームを同じハードで再プレイしていたとしたら途中で投げてしまっていたかもしれません。
 グラフィック設定を全部最高にして4K画質で遊んだら別モノになりました。びっくりした。味変なんてレベルじゃない。
 でもプレイ感はスイッチの手触りとほとんど同じ。頭がどうにかなっちまいそうでした。

 

 いくつか似たような場面のスクショを拾ってきたので、並べて見比べてみましょう。

 アッ、スイッチのスクショはすべて携帯モード(720p)です。TVモードだと一段階解像度が上がりますので、そこはお含みおきください。
 今思えば確かに携帯モードでしかやってなかったような記憶が……。もう半年前だから忘れてしまっていたよ。

 

 

 

↓スイッチ携帯モード

 

↓PC

 

 とりあえず分かりやすそうな屋外の描写から。
 休憩中画面のおひいさまとゆい。
 比較といいつついきなり季節が違ったりしますがそこは大目にみてやってください。

 

 で、まず画質の違いが一目瞭然ですね。
 PC版の方が雑草の描画が細かいのが分かります。手前にボカシが入ったりもしていますね。

 太陽光の色は季節によって違うのでここでは比較できませんが、ボカシ加減の差はなんとなく伝わるんじゃないかと。
 スイッチ版の方がキリッと、PC版の方がふわ~んとしていますね。

 

 

 

↓スイッチ携帯モード

 

↓PC

 

 お次は初期の蔵。

 これはよ~く見ないと分からないのですが(そもそもスイッチの携帯モードとPC4Kでよく見ないと分からないのが凄い)、各オブジェクトのテクスチャに微妙な細かい/粗いの差がありますね。
 また、奥の壁にかけられた蓑や右手前の薪などから、影の描写の違いも見て取れます。

 とはいえプレイ中に気になるほどの差はなし。よっぽどこだわって眺めない限り分かりません。

 

 

 

↓スイッチ携帯モード

 

↓PC

 

 一番大事な要素と思われる、稲。
 ごめんなさい比較できそうな画像が全然ありませんでした。稲作中はスクショよりも管理の方に頭が持っていかれているから……。
 かろうじて似たような構図のスクショが一組あったので引っ張ってきましたが、いまいち参考になりそうにないですね。

 ただ、スイッチ版だと水面の描写が簡略化されているねとか、PC版だと水田全域の穂が綺麗に描写されてイイよとか、そういう主観的な証言だけは残しておきます。

 綺麗なんよPC版の水田。
 しかしスイッチ版でもプレイ中は気にならないくらい描写を頑張っているのですごいなあと思いました。まる。
 葉のポリゴンとか多分ほとんど変わらないもんね。

 

 

 

↓スイッチ携帯モード


↓PC

 

 最初のボス、豚鬼大将・赤胴との開戦シーン。
 これが一番分かりやすい。
 スイッチ版の方が顔が悪そうなのは偶然です。どのハードでも平等に悪そうな顔をしていますのでご安心ください。

 まず羽衣の光り方が全然違いますね。PC版の方が、先述のブルーム効果のお陰でふんわりキラキラしています。
 これは全体に言えることですが、エフェクトが派手で綺麗なのはPC版の魅力かもしれません。青天井。

 大将の毛並みの解像度が違うのもよくよく見ると分かります。
 そんなところは細かくなくても別によいのですが、まあ鬼の毛並みであろうとゴージャスで困ることはない。

 あとは蔵の比較でも多少触れましたが、やっぱり影の描写がよりクッキリしてますね。
 背景の岩場に映った豚鬼とクワの影が別物です。

 

 

 

 と、全体的に見るとなんとなくオーバースペックな感じで豪華絢爛になってました。PC版サクナヒメのグラフィック。
 実を言うとスイッチ版をやっている最中も「は~グラフィック綺麗だな~」と思っていたので(人間の眼の限界かよ)、初回プレイの方ならどっちを選んでも問題ないんじゃないかと。
 画質が良いと米の格が上がりやすくなるなんてことはないですし。

 

 設定資料集も買い、ココロワ稲作日誌も読み、コミカライズの更新を心待ちにし、すっかりサクナヒメのファンになってしまったオタクの日記でした。
 どれも面白いからプレイしたら諸人こぞりて買うべし。オススメ。

 

 といったところで今回はここまで。
 また次の日曜に。