週報タルトトタン

よく寝て、よく食べ、日曜ものかき。

#146 Steam Deckを買いました


 ゼルダTotKも一旦落ち着いたし、スイッチもガタが来ているし、ついに決心して買いました。Steam Deck。
 この週末はSSD換装だの初期セットアップだのでワタワタしておりました。
 今週はその辺をサラッとお伝えいたします。

 なお、具体的なSSD換装方法やトラブルシューティングなどの情報は有志の方がブログやYouTubeなどに沢山アップロードしてくださってますので、こんな辺鄙なブログの記事を眺めてないでGoogle検索なさってください。
 この記事は「イチユーザーがSteam Deckを買った際に遭遇した現象」を参考までに書き留めておくメモと思って頂ければ……。

 では、以下本文。

 

 

【慣れるデカさ】

 まず触った印象から。
 まあ、デカい。ここ最近はニンテンドースイッチばっかり触っていたので特にデカく感じる。

 しかし扱えないデカさではない。
 当方は成人にしては手が小さい方なので、ボタンに指が届かなかったらどうしよう……などと密かに心配しておりましたが、杞憂に終わりました。
 問題なく全てのボタンに指が届きます。一安心。

 ディスプレイサイズもスイッチ(初期モデル)より一回りくらい大きめでリッチ。
 文字などもパリッと高解像度で表示されるので気持ちがいいですね。

 

 また、疲れる重さでもない。これは不思議な感覚。
 実際のところそこそこの重量があるのは確かなのですが、グリップがしっかりしていますし、余程不安定な姿勢で持たない限りは長時間のプレイに耐えられそうです。
 ペットボトルなどで重さを再現してもこの安定感は真似できなさそうです。
 アレです。人間は気絶したとたん重くなる(体重は同じなのに)的なアレです多分。

 

 ガワの印象はこんな感じです。
 概ね「高級なスイッチが来たわ〜」といったところ。もちろんスイッチが安っぽいと言いたい訳ではないよ。

 それぞれ特色・特徴を伸ばして棲み分けすればよい。
 ガジェットが好きな人間はみんな買えばいいだけなので(ド暴論)。

 

 

【512GBのSSDに換装する】

 当方が購入したのは64GBモデル。最も安価。
 コレの中身に仕込まれたストレージを取り替えて、512GBモデルと同じにしてやろうじゃないかという魂胆です。

 念の為注意書きしておきますが、Steam Deckを分解してSSDを差し替えた時点でメーカー保証対象外になりますので、その辺は覚悟の上で実施なすって下さい。
 滅多に電子機器をバラさない自分でも問題なく完遂できるくらいには簡単でしたが、万が一が起らないとも限らないので……。

 

 YouTubeの換装解説動画、手順紹介ブログなどを最大限活用させていただいて無事に完了しましたが、唯一解説通りに進まなかったステップが『背面カバーの取り外し』。

 最初に8つの背面ネジを外し、バカンと背面カバーを外して内部にアクセスする訳ですが、このカバーが固いのなんの。
 どこを読んでも「爪やピックを使えば外せます」の一言で済ませているのですが、ウチに届いたDeckさんはここのガードが滅茶苦茶に堅牢でした。
 ピックを使っても爪を使ってもビクともしない。
 なんなら爪が剥げそうになる。
 Valve公式の分解動画では手際よくカバーを外しつつ「爪を怪我して痛い目に遭いたくありませんからね★」などとジョークを飛ばしていましたが、私は愚直にアタックして痛い目に遭いました。世界は不平等だ。

 結局、少し浮いた隙間にピックを突っ込みつつ、精密ドライバーセットについていた小さいバールのようなものを使ってメキメキと隙間を広げ、ようようカバーを開くことができました。この間、1時間。激闘でした。

 

 ネットのどこかで聞いた話ではスマホ修理屋さんに持ち込んで開けてもらった方も居たとか。真偽のほどは分かりませんが、アクセスのいいところに専門業者さんがいるのなら依頼するのもよい選択肢ですね。
 まあ爪のコンディションを犠牲にしつつも素人一人で対処できなくはないということで。

 

 ネジ穴がナメたりしないだろうかと戦々恐々でしたが、「垂直にドライバーを当て」「一定の力で押さえつつ」「ゆっくりと回す」ように意識していれば大丈夫でした。
 力を緩めた途端にガッと回ってナメかけたりもしたので、ネジ回し中の集中力は切らさない方がいいです。

 

 また、SSD本体の差し替えは超簡単でした。マザーボードにメモリを差し込むより簡単。カチッとした手応えなどもなく、スッと入って終わり。
 きちんと切り欠きが合っていること、奥まで噛み合っていることだけ気をつけておけばOKなんじゃないかな。

 

 

【Steam OSを入れ直す】

 USB-AとCの端子が両端についているフラッシュメモリリカバリディスクにして対処。
 OSの配布元とかRufusの使い方とかも先人の皆様が解説されているからそちらを参照すればいいんじゃないかな(丸投げ)。

 この段階でのトラブルはほぼありませんでした。
 あるとしたら再起動中にシステムメッセージが何故か文字化けしたことくらいか。
 未だに原因が分かっておらず、デスクトップモードにした時に稀に見かけますが、まあ……目立ったエラーには繋がっていないし大丈夫かな……。

 

 

【稼働! しかしネット接続が安定しない】

 先に結論から書きますと、一晩経ったら何故か落ち着きました。
 更に有線LAN⇒USB-Cの変換コネクタを使って有線接続したら更に安定しました。

 Steam OSをインストールし終え、無事にSteamにログインした後が一番大変でした。
 何故か無線LAN経由のネット接続が安定しない。

 ダウンロードを始めると、最初は100mbpsほどを記録するものの、すぐに物凄い勢いで通信量が減ってゆき、ダウンロード見積もり時間が「11日」などと表示される。
 どういうこと?

 また、ネットワーク接続はできているらしいが「Steamにアクセスできませんでした」と表示され、ダウンロードやアカウント情報の同期ができない。
 謎。

 何度か再起動し、ネットワーク設定を削除して繋ぎ直したりしましたが、このSteam Deck起動直後のネット不安定は解消しませんでした。
 ネットが混雑しがちな金曜の夜にやったのがよろしくなかったのかもしれない。

 

 冒頭に述べた通り、原因も解消要因も分かりませんが、今は問題なく動作しています。
 ただし今後いつ再発するかも分からないので、LAN⇒USBのコネクタは持っていて損はなさそう。

 ハブを持っているならそれで事足りますね。
 私はモニタに映す予定がなかったのでハブは買いませんでした。
 「何故かこのケーブル持ってた」が頻発する生活をしているのでギリギリ不便ではありませんが、そんなに沢山のケーブル類をストックしていない方は大人しく純正ハブを買っておいた方が後々ラクかもしれません。知らんけど。

 

 

【そんなこんなでDeck生活】

 はじめました。
 いやあ、快適です。PCとDeckでゲームの進捗を共有できるのが何より有難い。

 Steamのサマーセールが6月29日に控えていますので、それまではライブラリに貯まった積みゲー貯金をチマチマ崩してみようと思います。
 デバイスとしての使い心地はそこそこ。これから手に馴染んでくればもっと快適に使えそう。

 

 

 本格的な運用はこれからなので、また何かあったら記事にしてみようかと思います。
 今のところの問題らしい問題はスクショ共有の面倒さくらいかな。これから解決策を探してみます。

 

 といったところで今日はここまで。
 また次の日曜に。