#121 今年はどんなゲームしたっけな2022
年の瀬です。今年最後の記事更新となりました。
昨年と比べてゲームに割ける時間が増えたため、たくさんのタイトルと出会えましたし、それぞれについての感想記事を比較的丁寧に書けた年だったかなァと思います。
各所の開発者の皆さま方に感謝。
2023年もゲーム充したいですね。
という訳で昨年(#069)と同じく、今年も遊んだタイトルを列挙して簡単な感想を付ける総括記事を書いてみます。
来年も書けるといいな。続け、ブログ執筆習慣。
では、以下本文。
長くなりそう。巻きのペースで書いてゆきます。
【ENDER LILIES】Nintendo Switch
メトロイドヴァニア・良雰囲気・少女守護ゲー。
そういや今年最初というとリリィちゃんになるんだった。
以前書いたスイッチの断念ゲーの記事(#081)の通り、クリアを諦めちゃったタイトルです。初っ端からこれかい。
ちなみに今年は断念ゲーも躊躇なく載せていきます。マイニンテンドーとかを駆使したら追跡できちゃったから仕方ないね。
決してゲーム自体に難があったという話ではなく、単純な好みの問題です。
当方はエフェクトバシャー! ドーパミンドババー! 的な「演出による操作へのフィードバックが強いゲーム」を好む傾向があるので、最後まで辛抱強く続けるモチベーションが保てなかったというだけ。
雰囲気はとてもとても素敵で、リリィちゃんは守護ってあげたくなる儚さだったので、刺さる人には刺さるはず。
【天稲のサクナヒメ】Nintendo Switch → Steam
米作り・爽快横スクアクション・純日本ゲー。
これは2回に分けて記事を書くくらいハマりにハマった作品でした。
設定資料集も買ったよ! 良かった!
ココロワ稲作日記も読んだよ! 面白かった!
漫画版は最近完結したね! みんな読んでね!
(ドハマりのオタク模様)
別のプラットフォームで買い直すくらい好きになるゲームはそんなに多くありません。
思いつく限りではベヨネッタ、ゼルダBotW、あとは……いやコレくらいか。レアすぎる。
シンプルにアクションが素晴らしかったのと、米作りが真っ当に面白かったのと、期待以上にストーリーが王道でアツかったのと……このトライアングルアタックで心を撃ち抜かれました。
自分の中の歴代既プレイゲームの中でも殿堂入りです。最高でした。
農業をやるほどにアクションパートのキャラが強化されるゲーム、他にもドンドコ出ないかな……。
エッ、ルーンファクトリーですか?
知らないタイトルですね……。
(と言いつつRF3Rの発売日はカレンダーにメモしてある哀しきオタク)
(一番好きな3を人質に取られちゃ仕方ない)
【両手いっぱいに芋の花を】Nintendo Switch
カジュアル・行動予測・ダンジョンクロウラー。
これも素晴らしかった。
DRPGは結構好きなジャンルなので、もっと新しいタイトルがポンポン出てほしいものです。
敵の行動予告が表示されることで、一般的なRPGの戦闘=「敵の行動を推測して決め撃ち」が「戦略的な後の先」に様変わり。
お陰でカウンター技を使いやすくなったり、防御コマンドが効果的に使えたりと新鮮です。
この戦闘システムはかなり好きでした。
あとテキストや世界観がかなり高水準で練り込まれていて嬉しい驚き。
手ごろなサイズに収まったこのタイトルだけで終わらせてしまうには勿体ないくらいの興味深い背景が見え隠れします。
教養があるとこういう歴史と社会を作れるんだなあとおもいました(小学生)。
あとチーフちゃんが可愛い。
是非他のタイトルで再会したい。
【Ghostwire: Tokyo】PS5
都市伝説・渋谷探索・アクションゲー。
これは記事に感想を書いたとおり。
プレイ後の「いいゲームをやったなぁ」感は2022年でトップでした。
週末に巻数少なめの少年漫画を一気読みしたような感じ。
惜しむらくは実績解除の条件が鬼畜すぎたことくらいか……。
流石に渋谷中の浮遊霊たちを集めきるほどの気力はありませんでした。
他の実績はほとんど解除したんだけどね。
この作品といい、最近は作中の動物に力が入っているゲームが多いですよね。とてもよいことです。
多分このゲームは犬派が作ったんじゃないかな。柴犬かわいいね。
【Coffee Talk】Nintendo Switch
買ったのはかなり昔のことで、ようやく崩したのが2022年だったという超熟成タイトルです。
積みゲーは寝かせるほど美味しくなる(諸説あり)。
『芋の花』に続き、これも世界観がめちゃくちゃ気に入った作品です。
ファンタジー世界の異種族がさながら「種族のるつぼ」の如く同居しているシアトル。
そこで描かれる人間模様、面白くないはずがない。
Episode 2の配信が来年3月に予定されていますね。キーマンが亡くなられたので難しいかと思っていましたが、思った以上に早いリリースで嬉しい悲鳴。
楽しみに待ってます。
【ナイツ・イン・ザ・ナイトメア】Nintendo Switch
特殊すぎるだろシステムが!
知る人ぞ知るDSタイトルの移植版。一目見て気になってしまったので、各所に書かれた「素人にはお勧めできない」の文言を無視して手を出しました。
結果、惨敗。
無理ですあんなマルチタスクこなせません。クセが強いよ!
きっと慣れれば面白いのでしょうが、私にはそこまで辿り着けませんでした。
(一応、人狼の森あたりまでは進めたのですが……)
購入を検討されている方は、よくよく調べた上で判断してください。この作品に関してはネットのレビューは概ね正しいです。
【マドリカ不動産】Nintendo Switch
アナログ作業・謎解きパズル・脱出ゲー。
ゲームのマップを印刷させるという中々意欲的な試みのタイトル。
私はあまりアナログゲームをやらないので新鮮に楽しめました。
ただゲームソフトとしての完成度についてはちょっとどうかな……と感じる点も多かったので、続編の購入は保留にしています。
また脱出ゲームが遊びたくなったら買うよ。その時はよろしくね。
【王立 穴ポコ学園】Nintendo Switch
精細ドット・戦略RPG・ドタバタ学園ゲー。
そういえばこのタイトルもストーリーが熱くて良かったんだった。
今年はシナリオがアタリの作品が多くてプレイヤー大喜び。いいシナリオからしか摂取できない特定の栄養素を大量に得られました。
見た目はミニマムなくせして大作タイトル並みに時間を泥棒してくるブラックホールのようなRPG。
そのボリュームのお陰で3本も記事を書く羽目になったのですが、まさかの開発会社さん公式アカウントから記事更新ツイートをRTされたりと、この辺境ブログとしては異例の事態に見舞われました。
ゲーマーとしてもインターネット隠者としてもビビらされ通しの作品でしたね……(反応をいただけたのはとても有難かったです)。
インターネットこわい。
【マジックポーション・ミリオネア】Nintendo Switch
軽くやれそうなローグライト作品をプレイしようと思っていたら、いつの間にか某クリッカーのように放置による大量生産に快感を覚えていた……。
な……何を言っているのかわからねーと思うが(AA略)。
1マップを隅々まで探索して、ポーションの素材をバカスカ集める。基本的な気持ちよさがちゃんと備わったゲームでした。
大量に出てきた素材がプレイヤーに一気に吸い込まれていくのいいよね! そういうの好き!
一方で後半のダンジョン階層増加は流石に重く感じました。あの量はライトではない。
100階とかよく走り切ったな……自分……。
ストーリーに関しては、他の作品をプレイしていないため何とも言えず。背景が分からないぶん若干の疎外感アリ。
過去作を知っている方ならより楽しめると思います。
【箱庭えくすぷろーらもあ】Nintendo Switch
アクション・ダンジョンクロウル・イイ尻ゲー。
尖ってる尖ってる!
システム、グラフィック共にいい意味でフリーゲームらしい尖り方をしておられる。
購入直後にスイッチのお知らせ欄が操作説明で埋まったのには笑いました。なんだあの量! すぐには覚えられんわ!
さてモンスター娘たちと戯れようかと挑んだ本作ですが、序盤だけ触って積んでます。申し訳ない。
大型タイトルが控えていたので、後回しにしているうちにこのようなことに……。
後日、プレイできたら感想を書くと思います。
おれだってかわいいモンスターにシバかれてえよ!
【When the past was around】Steam
絵本チック・ほろ苦・ポイントアンドクリックゲー。
一方、こちらは大作ラッシュの前にクリアできた作品。
2時間弱でクリアできるボリュームです。ありがたいね。
Florenceと合わせて大人の絵本ゲー感想として書こうかと思ったのですが、うまいこと書く内容が纏まらず流れてしまいました。
いずれも喪失の痛みを癒す物語です。
生きていればいつか必ず別れの時が訪れるからね。普遍的な題材と言えましょう。
Florenceとは違ってこちらは死別の物語だけども。重みが違う。
シナリオ自体はベタだと思いますが、要所要所の演出でプレイフィールを盛り上げてくれました。多分文字で読む物語だったらこんなに心に残らなかったと思う。
やっぱりゲームの「プレイヤーに操作させる」ってのは他にない強みですよね。
【7 days to end with you】Steam
言語解析・ループもの・ポイントアンドクリックゲー。
セリフやらメモやらの一切が未知の言語で綴られるゲームは流石に初めてでした。
それゆえに強く印象に残る。
これもストーリーとしては意表を突くようなものではありませんでしたが(正直に言うとね)、「言葉を読み解く」という作業を間に挟むことで、普通にプレイするのとは段違いの密度でプレイヤーに訴求してくるんですよ。
端的に言うと、ズルい。
スイッチ版もリリースされるらしいですね。新しい分岐が追加されているとかなんとか。
どうしよう、新要素気になるな……買おうかな……。
【わだつみのこだま】Steam
のんびり・島間コミュニケーション・海辺探索ゲー。
1時間にも満たない、ほんのひとときの散歩のようなゲーム。
本編は無料なので気になったら触ってみるといいと思います。
遠い島と音でやりとりをする。ゲームの目標設定はそれだけでしたが、遠いだれか(あるいは何か)とやりとりをする不思議な感覚が確かに表現されていました。
過去、あの島には何があったのだろう。
日記から少しだけ伺い知れますが、それ以上のイベントはないあたりが奥ゆかしくて好きです。
過去は過去でしかない。伏線にならない過去があったっていい。
ちょっとした癒しを与えてくれた素敵な作品です。
【Returnal】PS5
弾幕TPS・サイコホラー・SFゲー。
今年遊んだ中でナンバーワンのアクションゲームだと思ってます。この手触りはなかなか再現できないぞ。
シナリオも救いが無くて妙に惹かれました。明確な答えがないのも考察勢的に救いがなくてなんとも……クセになる(末期)。
クリアしてから結構経ったので、今もう一度プレイすると大変なことになりそう。セカンダリの感覚とか忘れてるんだろうな。
いつまでもプレイしていたい操作感なのに、ゲーム内要素はおおかた掘りつくしてしまったので、今は続編が出るのを心待ちにしているところ。
出てくれるといいけど。
【ファイアーエムブレム無双 風花雪月】Nintendo Switch
別分岐・フォドラ探索・無双ゲー。
これに関しては、以前書いた記事以上に語れることはありません。
絞り切りました。
あえて冷静になった今言えることは、「ゲームでここまで苦しめられたのは久しぶりだったな」くらいです。
情緒面ではなく、ゲーム性という意味で。
もし今後好きなIPが無双化されたとしても、絶対に買わないと誓いました。
ラヴだけで乗り越えられないものもある。また一つ勉強になった。
【グリムグリモア OnceMore】PS5
RTS・ループもの・マジカルゲー。
RTSは初めてと書きましたが、そういや同じヴァニラウェアさんの十三機兵防衛圏もRTSと言えるのでは……? と後から気付きました。
RTS・DTじゃありませんでした。ごめんなさい。
とにかく主人公リレちゃんが逞しくて、ループものでありながら安心してストーリーを進められた稀有な作品。
ほらループするシナリオってどうしても悲惨な方向にいきがちじゃないですか。そういう心配がなく、純粋におとぎ話を読み解く感覚で楽しめました。
困難な局面も勇気を出して突き進む主人公はなにものにも代えがたい。
ところで全くの別件ですが、登場人物のひとりであり私の推しであるアマレットと同名のリキュールがあるのだとか。
飲んでみたくて欲しいものリストには入れてあるのですが、現在絶賛禁酒中のため、味わえるのは当分先になりそうです。無念。
【WAVES & WAVES2】Steam
自機転がり・サイバーチック・弾幕ゲー。
作者の方が亡くなられ、遺言に従って無料配布に切り替わったという作品。
アップデートの意欲もあったようで、特に2に関しては未完となってしまったことが悔やまれます。
ご冥福をお祈りいたします。
コロコロ転がる自機を操りながら、自動的に発射される弾をうまいこと敵? に当ててスコアを稼ぐゲーム。
制限時間付きスコアアタックの他、サバイバルモードなどの特殊ルールが各種用意されており意外と飽きません。
BGMもゴリゴリにテンションを上げてくれるDTMが揃ってます。たまに鳴らなかったりしますけど(あれはバグなのだろうか)。
元々安かったようですが、無料となればプレイしない理由はどこにもありません。
さあダウンロードナウ。
【ベヨネッタ3】Nintendo Switch
スタイリッシュ・アクション・バカゲー。
クリアしました。
が、ちょっと今はそれ以上のことを書けそうにありません。
現場からは以上です。
【MILK INSIDE A BAG OF MILK INSIDE A BAG OF MILK】
【MILK OUTSIDE A BAG OF MILK OUTSIDE A BAG OF MILK】Steam
内的世界・ビジュアルノベル・疑似体験ゲー。
長い! タイトルが長いよ!
これは最近の記事(#119)に書いた通りです。とにかく悪夢を見せてくることにかけてトップクラス。
どうにかしてあげたいのにどうしようもない、しかも深く関わるほどに“呑まれる”という底なし沼のようなゲームです。
ゲームというか、この作品はあの少女の認知そのものです。
どうやら今回のウィンターセールで値引きされているようです。もともと缶コーヒー価格なのに何をやっておられる!?
オススメしたいのに気軽に人に紹介できない、もどかしい作品。
何度でも書きますが、もしプレイするなら心身ともに健康な時かつ天気のよい日にしてください。
何事にも用心しすぎるということはない。
【Moncage】Steam
箱庭・新発想・3Dパズルゲー。
Milkと同じ記事(#119)に書いた通り。
当方は一応パズルゲーム好きに分類されるはずですが、この作品は不思議と刺さらなかった。
パズルの解法とストーリーの間に必然性が見えないケースが多かったかったからかもしれない。
この形式のパズルでそれを実現するのはかなり難度が高いことは理解しています。無茶なオーダーですね。
実績解除もしたのですが、せめてチャプターセレクトくらいは選べても良かったんじゃないかな。
【餓史シャチの幸】Steam
アングラチック・懐かし・ブラウザ探索ゲー。
Steamストアをうろついていたら物凄い“圧”のあるサムネイルを見つけたので、ついついDLしてしまった一品。
『こ~こはど~この箱庭じゃ?』と『イルカの夢でさようなら』を足して3で割ってマイルドな何かを注いで延ばした感じの作品です。
多くは語りません。この2つを知っている人ならプレイして損はないはず。
というか知らない人だといまいちピンとこないかもしれない。
いい懐古体験でした。
【DORFROMANTIK】Steam
牧歌的・フィールド組み立て・テーブルゲー。
これといって何の変哲もない、パネルを並べてゆくだけの単純なゲームのはずなのに、なぜかもう一度プレイしたくなってしまう。そんな素朴な魅力がある作品です。
まだまだ通しで2回しかやっていませんが、忘れたころにフラッと起動するような予感があります。半ば確信に近い。
BGMを消せば好きな音楽と共にチルな時間を過ごせるのも魅力。
寝る前のひとときにピッタリ。
【スプラトゥーン3】Nintendo Switch
TPS・塗ったり撃ったり・イカタコゲー。
現在進行形なので記事末尾に持ってきました。
まあこれに関しては『バンカラログ』のタイトルで多数プレイ日記を残しているので説明不要でしょう。
とはいえ言いたいことはある。そりゃ遊べば遊ぶほど文句の一つや二つ出てきますよ。アレやらコレやら。
しかし6500円で既に400時間も遊ばせてもらっちゃってるので何も言えないというジレンマ。
とりあえず「対戦には疲れてきたがバイトは相変わらず面白い」とだけ。
今はドン・ブラコのでんせつ200バッジを取れなくて四苦八苦しているところです。
あのステージやっぱり納品厳しくないですか? イクラ投げでもカバーしきれないファッ○ンステージ構造。タマヒロイは常にコンテナ上を通ってくれ。
あ。ご報告が一つ。
ついにロッカーのグリーンが出ました。104日目の出来事でした。かかりすぎ。本当にしんどかった。
色々悩んだ末、ロッカーはこんな感じになりました。
センスが欲しいぜ。
これ、あつ森の時も言ってた気がする。
以上となります。
途中からどんどんコメントが簡略化されてゆきましたが、それでも結構な字数になりましたね。
もう少し計画的にコツコツ書き溜めればよかったな……(現在深夜)。
今年は個人的に豊作だった、というよりはアタリの作品に沢山出会えたように思います。楽しかったなぁ2022年。
2023年は心待ちにしていたビッグタイトルも出ますし、ウィンターセールで早速増やした積みゲーもありますし、イカもまだまだアップデートされますし……時間が足りない!
充実の年になりそうで今からワクワクします。
さて、2022年はこれでおしまい。次は元旦の更新となります。
良いお年をお迎えください。
それでは、来年最初の日曜に。