#045 旅かえるの処方箋
スマホのゲームアプリは全く続かない自分が、これだけはやけにハマっている。旅かえるは不思議なゲームです。
同じ開発会社さんの前作『ねこあつめ』を母に紹介したところいたく気に入り、無課金で二年ほどかけて限界まで遊びつくした(写真コンプリート、さらに金にぼし10000個達成)ためそろそろ別のゲームをやってみたいと相談を受けたのが、『旅かえる』を始めたキッカケです。
無課金でコレ。何が母をそこまで駆り立てたのか。
じゃあ同じ開発さんだし、アクション要素も面倒な管理要素もない『旅かえる』でもどう? ということで母のスマホへDLして差し上げ、私も暇つぶしがてら一緒に始めたのですが、これが本当に可愛くて可愛くて……。
今日は二三ヵ月ほどプレイした感想を簡単にお伝えします。
かえるから見た旅のワンシーンをのぞき見る楽しみに是非触れてみてほしいです。
【自宅の生活感がイイ!】
まず開始して最初にガッと心を掴んでくるのが、かえるの自宅。
アマガエル・スケールのミニマムな小物たちが、かえるの生活の苦楽を思わせて愛おしい。
いわむらかずおさんの「14ひきシリーズ」を彷彿とさせる、小さな生活用品たち。
ひまわりの種がすいかか何かみたいに扱われているのが面白い。
我々から見れば小さな粒、かえるから見れば大きな食材……みたいな視点の違いって楽しいですよね。小人の暮らしというか。
かえるが旅をしていない時は自宅のそこここでのんびり時間を過ごしているのですが、この行動の多様さを眺めるのも一つの楽しみ。ごはんを食べていたり、書き物をしていたり、何かを作っていたり、本を読みながらウトウトしていたり。
アニメーションがいちいち可愛いのも作りが丁寧で好感が持てます。
【日本全国津々浦々、かえるサイズの旅風景】
地方の名産品を持ち帰ったり、名所で写真を撮ったりしてくれるかえる。
意外と知らなかった名物を知るキッカケにもなるからイイですね。
雷門! 東京に行けるなんて羨ましいぞ(時節柄)。
全力でコンプリートを目指している訳ではないので、写真や名物が被っても「オッ、またあそこに行ったのか。気に入ったのかな?」と解釈してゆるく楽しんでいます。
適当プレイなのでいっぴん(たまに持ち帰ってくれるレアなお土産。アイテムではなく実績に近い形で扱われる)は全然揃ってません。このペースなら長く楽しめそうです。
【重要:時間をとらない】
友人から聞くに、スマホゲーというのは日々、ログインボーナスやデイリークエストの消化で時間をとられるものらしいです。
私はネトゲやソシャゲなどの定期的なログインを必要とするタイプのゲームをあまりやらない……というか「ゲームはやりたいときに好きなだけ、一気にプレイするもの」と理解しているので、試しに触ってみたスマホゲーは一つとして長続きしませんでした。多分三日坊主どころか一日ももたなかったような……。
そんな根っからのCS&PCソロゲー人間ですが、『旅かえる』はプレイヤー側に求める時間のリソースが極端に少ないので、気軽に続けられています。
どれくらい手がかからないかというと、
・数時間に一回ほどクローバー(ゲーム内通貨)を収穫する
・かえるが帰ってきていたら次の旅の荷物を準備する
・通貨やふくびき券が貯まっていたらお店を見て回る
主にやることはこれくらいで、クローバーの収穫だけであれば1分もかかりません。
たまに来客(かたつむりとか)もありますが、お土産を一つ渡してあげるだけで対応は完了。
お手軽!
あとは前作『ねこあつめ』に比べて、タイミング要素がないのも非常にありがたいですね。
仕事中などでスマホに触れないと、レアなねこちゃんが来ていたのに会えなかった! という悲劇が往々にして起こりますが、『旅かえる』は「かえるが好きなタイミングで旅立って、帰ってくる」というイベントしかないので、よほど間を開けない限りは放置によるデメリットは発生しません。
ただしクローバー(ゲーム内通貨)の成長は非常~に遅いので、ロスなく無課金で集めようとなると3~4時間に一回はスマホを見る必要が出てくるかも。
それはちょっとしんどいので、とびぬけて高いアイテムだけは課金で入手しました。
人生で初めてです。スマホゲーに課金したの。ホントに。一生忘れないと思う……。
幸運の鈴。あのペースで3000クローバーを無課金で集めるのは流石に無理でした。
2020年は日本各地に旅をしたい! と考えていたのですが、世界的にこんな状況になってしまって結局叶いませんでした。
しかし旅慣れぬ私のいわば「予行練習」として、アクティブに外へ出かける姿を見せてくれるかえるにちょっとした救いを見出しています。
色々良くなったら、自分の足で行って自分の目で見てやるぞ、と意気込みつつ。
簡単ですが今日はこんな感じ。
また来週の日曜日に。