週報タルトトタン

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#073 ゲーム一本どんだけしゃぶれる?


 人間として生まれた以上、飽きというものからは決して逃れられない。
 どんなに飽きまいと足掻こうが、終わりがくるまでの時間稼ぎくらいしか出来ることはないのだ。

 ……などと訳知り顔で言ってみましたが、要はどんだけ飽きずに一本のゲームを遊べるか? という話をしたいだけです。
 もちろん、何年も特定のゲームをプレイし続けているレジェンドのような方もいらっしゃいますし、この辺は個人差もあるでしょう。

 この記事はあくまで「やや飽きっぽくて舌が肥えてる、ストーリークリア重視の一般ゲーマー」こと私に限定して、クリア時間ごとの状態や印象の違いを観察してみようと思います。

 過去にプレイしたものの具体的なタイトル名も出してゆきますが、「それはもっと遊べるだろォ!」なものがあったらすいません。多分全体的にそんな感じです。あまりやり込みはしないもので。

 あ、あとすぐにプレイ時間が分からなかった大好きなゲームもあるので、具体例に載せなかったからといって気に入らなかったという訳ではないです。
 風ノ旅ビトとかはワンプレイ2時間を延々と繰り返しているようなものなので、特に今回の話には合わないように思い意図的に外しています。

 

 

【~1時間】

具体例:klocki、ナユの冒険

 最初の指標。
 特にSteamで衝動買いしたインディーズゲーにおいて、クリアまでプレイできそうかは最初の1時間で決まるように思います。
 というか、どうしても肌に合わなくてダメなやつはどんなに頑張ってもこの壁を越えられない。
 このくらいで終わるゲームは胃にやさしいので嬉しいですね(大作が続くと油もののように胃にもたれるようになってきた大人のゲーマーの感想)。

 

【~5時間】

具体例:Firewatch、ABZU、メイデン・アンド・スペル、INSIDE、GRIS、A Short Hike、はたらくUFO、Everything

 一口サイズのインディーズゲーはだいたいこの辺で終わるはず。
 シンプルな、言ってしまえば操作体系が単純なゲームの限界はこの辺。
 だいたい日曜日に本腰入れてクリアできるボリュームなので地味~に好きですね。

 

【~10時間】

具体例:DmC(名倉の方)、OneShot、ネコネイビー、ケイデンス・オブ・ハイラルゼルダンサー)、River City Girls、スイッチ版夢をみる島、Child of Light、Hotline Miami、Cloudpunk

 ちょっと骨のあるアクション、またはストーリー重視のアドベンチャーがこれに該当するかと。
 これくらい遊べれば割と満足感を得られるし、時間も過度に取られないしで「いい思い出」になってくれる感じがします。

 

【~50時間】

具体例:Indivisible、Saints Row 4、Undertale、ラピス・リ・アビス、すばらしきこのせかいスーパーマリオオデッセイ、Life is Strange、Demon's Souls(PS5)

 だいたい30~50時間くらいの層。
 この層はストーリーがかっちりしているか、ステージが多めに用意されているかのどちらか。
 これくらい続けてプレイできるということは、まず気に入ってます。

 なお、クリア基準の話ではありませんが、オープンワールドはだいたいこの辺でマンネリを迎えます。
 「もうコンプリートとかいいからストーリークリアまで走っちまえ」となるのはだいたいこの辺り。

 

【~70時間】

具体例:ベヨネッタ(1・2)、グノーシア、ポケットモンスターシールド、GTAV、Death Stranding、Ghost of Tsushima、十三機兵防衛圏

 だいたい50~70時間の層。
 ここからは「クリアまでかなりかかる大作」または「クリアまでそんなに時間はかからないけどめちゃめちゃ好きになってしまったやつ」のどちらかです。
 「かなりかかる大作」はオープンワールド系が中心ですね。マップが広いと途中で飽きて駆け足になってもこれくらいかかる。
 このあたりに「これくらいでいいや」と「それでもなお続けたい」の越えられない壁がある気がします。ここまではクリアを目標にするだけでもギリギリ辿り着ける。
 その先へ行けるゲームは本当に“刺さった”というか、プレイしていること自体が楽しくなっちゃったやつですね。


ベヨネッタに関してはスイッチ版のみの勘定で、PS3版とWiiU版を合算すると総プレイ時間が跳ね上がりますが、あくまで「ひとまとまりの期間にどれだけできるか」の指標として具体例に入れました。

 

【~100時間】

具体例:The Witcher 3、ルフラン/ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団、GRAVITY DAZE

 80~100時間の層。
 ここからは「好きなゲームは?」と訊かれたときに候補に挙がるレベルの作品たちが並びます。みんな記憶に焼き付いてる。どれも本当に素晴らしかった。
 (ガレリアについては……まあ記事をあれだけ書くくらいにはお熱と言えますね)
 裏ステージとかDLCまでガッツリ遊び倒してようやく届くプレイ時間ですね。
 新しいコンテンツが来なければ100時間以上は遊べない! と言うこともできるかもしれない……。

 

【~200時間】

具体例:ルーンファクトリー4Splatoon 2、あつまれ どうぶつの森Skyrim

 150~200時間の層。
 もうこのレベルまでいくと、ゲームそれ自体の中毒になっているか(ルンファとスプラ)、惰性でやめられなくなっているか(あつ森)、modで味付けを変えることでいくらでもやれちゃうボーナスタイムに入っている(Skyrim)か……といったところ。
 惰性はともかく、プレイしてない状態でも積極的に関わりたくて仕方ない状態です。ここまでくるとゲームに関する記事とか調べたりしちゃう。
 やりすぎて嫌になるレベルになってやっと止めた覚えがあります。懐かしいね。
 最近はここまでお熱になったゲームはないかもしれない。深追いしなくなったというか……。

 

【~300時間】

具体例:ゼルダの伝説BotW、ファイアーエムブレム風花雪月

 レジェンド。
 余程のことがない限りここまでやりません。人生まるごともっていかれる“超熱中期間”が存在したゲームです。
 他のゲームももちろん大好きですが、この二本は「どっぷり嵌っていた期間があった」という点において恐らく一生忘れられないと思います。

 BotWはWiiUで一度クリアし、直後にスイッチを購入してもう一度プレイし始めたくらいハマりました。あんな体験、二度とできないんじゃないかと思う。記憶を消してもう一度やりたい。冗談抜きで。
 BotW2の続報が楽しみで楽しみでしかたないのですがいつ頃になりそうですか?
 ベヨネッタ3で待つのには慣れてるとはいえ(調教済み)2022年のいつ頃になるかくらいは教えていただきたいです。特許とかを見るに、また新しい体験を提供してくれるようで嬉しい。
 期待ではち切れそう。

 風花雪月は、頼むから設定資料集を出してください。
 あの世界について、あの人物たちについて知りたい一心で300時間プレイし続けました。メインシナリオに関する情報はもうほとんど受け取ったと思います。あとメルセデスについても大体調べつくした(やべえ執着)(愛と言ってくれ)。
 他に死角があるとすれば、それは設定資料集によって初めて明かされるものだと思うのです。
 マジで出して。マジで……。
 あとFE新作ってどうなるんでしょうか続報ないけど。もともと風花雪月が初FEのニワカマンなので住み着くかは未定なのですが、よさそうなら是非次もプレイしたい……。

 

 どんなにハマっても「これ以上はプレイできない」とギブアップするラインがあるんだと初めて知りました。私にとってのその限界が300時間。
 これを超える時が来るとしたら、多分……宝くじ当てたか人生投げたかのどっちかなんじゃないかな……。

 

 

 こうして振り返ると、


 「だいたい最初の飽きがくる=ここでクリアできれば気持ちよく終われるのが30時間」
 「どんなに好きでも余程のことがないかぎり70時間は超えない」

 

 あたりが指標として見えてきましたね。
 ネットをうろついてると500時間1000時間と平気でやってる方も見かけますが、もう人種が違うんじゃないかと思います。とてもマネできない。尊敬する。
 まあでも、私のように広く浅くサクサクと遊ばしてもらうスタイルもまあアリなんじゃないかな(こっちが一般的だと思いたい!)。


 ざっくり過去のゲーム遍歴とプレイ時間を振り返ったところで今日はここまで。
 次回は何の話をしよう。

 では、次の日曜に。