週報タルトトタン

よく寝て、よく食べ、日曜ものかき。

#069 今年はどんなゲームしたっけな2021

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 ついに今年最後のエントリーとなりました。
 2021年最後の日曜日、本日の記事は今年プレイしたゲームをザザーッと振り返って締め括りとする一年の総決算です。
 本棚を見ればその人のナカミが分かると言いますし、プレイ履歴を見ればその年の流れとか浮き沈みが見えてくるんじゃないかな。知らんけど。

 なお、個々のゲームの純粋な感想または紹介ではないため、普段書いてる個別感想記事よりは私情が混ざった感じになりそうです。
 他のゲームとの前後関係とか、私生活の密/疎具合とか、その辺もコミで書いてしまおう。
 忙しい時でもやれるゲームなんだな〜とか、そういう細かなところが何かの参考になるかもしれないので……(そうか?)。

 あと、できる限りブログを読み返したりスクショを掘り返したりして当時プレイしていたゲームをリストアップしていますが、記録の奥底に埋もれてしまってリストから漏れてたらスイマセン。
 触ったは触ったけどレビューを書けるほどやってない(要は序盤で投げちゃった)ものについては意図的にそっとスルーしているのでそこもご了承ください。

 それではシミジミと振り返ってまいりましょう2021年。イエー。

 

 

【Outer Wilds】Steam

 オープンワールド・ループ謎解き・アナログ宇宙旅行ゲー。

 厳密に言うと去年の年末から手をつけて、今年に入ってからクリアしたゲームです。
 十三機兵防衛圏で推理に真剣に取り組んだらこの上ないアドベンチャーを味わえたことから、今振り返って考えるとOuter Wildsももっとガチれば良かったかな……と少しだけ後悔してます。
 イヤ、おざなりにプレイしていた訳ではありませんが、あの真実に100%自力でたどり着けていたら、倍以上の感動を得ていたんだろうなと……。

 ただ自力であの山を登り切るには「アクション要素、操作性がちょっと弱い」「日本語圏の作品ではない」の二つが障壁になってしまったように思います。
 特にアンコウ。あと脆い空洞。

 とはいえ他のオープンワールドゲーとは一線を画する奇妙でどこか懐かしい宇宙を、好奇心の赴くままに旅させてもらったあの体験は唯一無二でした。
 DLC、ようやくPS5コントローラーも手に入ったし、そのうちやろうかな……。

 

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【Firewatch】Steam

 ナラティブ・大人ビター・アドベンチャーゲー。

 Steamの積みゲーさっさと消化しろやキャンペーンの勢いで取り掛かった覚えがあります。
 しかも勉強になるんじゃないかと果敢にも英語でプレイ。配信でアーカイブ残してるとはいえ、今思えば無茶でした(正直な告白)。
 話自体はそこまで難解ではなかったのが救いか……。

 個人的にストーリーはドラマが発生するものが好きで、ドラマの定義は「劇中の出来事をきっかけに登場人物または作中世界に何かしらの変化がもたらされる」としているのですが、Firewatchの物語を通して何かが変わったかというと、特に何の変化もなく主人公は去っていったなあ(詠嘆)といった印象しか残らなかったため、ちょっと評価しかねています。
 詳細は長くなるため省きますが、解釈によっては登場人物の一人により"ある事件"が明るみに出なかったとも取れる内容なので、その点においては「変化を避けた物語」だったと言えるかもしれませんね。

 これは単純に受け手たる私との相性問題だな!

 

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【ナユの冒険】Steam

 シンプル・カワイイ・お手軽クリックゲー。

 「気力湧かなくてゲームをクリアできない病」を発症していた私をそっと癒してくれた素敵kawaii作品です。
 現代社会に生きるゲームに疲れてしまったけどアイデンティティが「ゲーマーであること」だからなんとかしてゲームをクリアできる体に戻したい! と空回りする諸賢のお疲れ気味な脳みそにスーッと染みわたる、シンプルでストレスフリーなひととき。

 なんなら2時間もしないうちにトロコンまでいけますよ。
 癒しに満ちたカワイイ・ファンタジーワールドは決してフワフワ甘ったる過ぎるなんてことはなく、きちんと物語も一つ芯が通った出来です。質でいえば期間限定のチロルチョコくらい。贅沢なひとくち。

 これだけべた褒めしているのは、「トロコンなんて出来ねえよう」と嘆いていた私にポンと成功体験を与えてくれたことに今も深い感謝を抱いているからです。
 ありがとうナユちゃん……無事マンネリ病が寛解して退院しました……。

 

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【Manifold Garden】Steam

 フラクタル・無限ループ・幾何学・一人称パズルゲー。

 配信で前後編に分けてやろうと思っていたのに、やけに熱中してしまって、深夜にも関わらずスタートからゴールまで通しでプレイしてしまった作品です。一人称パズルだーいすき!

 アンビエントな音楽と何処で切り取ってもシャレオツな幾何学的景色がじゃんじゃんドーパミンを分泌させてきます。
 配信じゃなければフォトモード使って壁紙量産してました。
 壁紙用にもう一周いこうかな……。

 一周だいたい五時間くらい。
 PortalとかTalosとかが好きな方なら是非やってほしいですね。

 

【Maiden & Spell】Switch

 ファンタジック・ほのぼの・少女趣味弾幕ゲー。

 こういうコチャコチャしたSTGはスイッチでやるに限る!
 シングルモードは各キャラクターの個別ルートをステージ制で進んでゆく、疑似対戦型弾幕ゲーです。
 深そうな裏設定の匂わせもありますが、キャラたちは全員少女なのでノリも語りも全部少女目線です。脳に負荷がかからない親切設計。
 絵柄がなかなか特徴的でカワイイのも良き良き。

 マルチプレイモード? 知らんな! ワハハ!
 (対戦ゲーの大半が苦手なのであんまりやってません。一応、一回はボコボコにされました。記念にね)

 あ、これも英語でやったのですが、話者が少女たちなだけあって文章も平易でわかりやすかったのでオススメ。場合によっては日本語訳より雰囲気出るかも。

 

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ルーンファクトリー5】Switch

 ファンタジー・恋愛あり・ハイスピード農奴アクションゲーのナンバリング5作目。

 クリアしてない積みゲーについては触れない方針だと冒頭で書きましたが、ルンファだけは書かせていただきたい。
 元の制作会社がもう倒産してるとか、イチから3Dゲーとして再構築したからノウハウがないとか、事情は消費者側でもお察ししますが、これは……これはないよ……。
 いっそのこといきなりナンバリングに手を出すんじゃなくて、3の2Dリメイクとか、2Dのミニゲーム的なところから始めれば良かったのでは……? いや過ぎた意見ですけども……。

 百歩譲ってモッサリ3Dやのんびりローディングを許容したとして、キャラとの会話が薄すぎるのは果たしてどうなんだろうか。そこが一番大事ではありませんか? ねえ!
 それに加えて立ち絵表示→3Dモデル人形劇→イベント後暗転のテンポの遅さに憤死してしまって、あれから一度も起動できずにいます。UI操作・イベントシーン・ローディングがイマイチだと爆散してお亡くなりになるタイプのゲーマーなもので……。

 あ、恋愛・結婚に関する新要素(センシティブなのでオブラートに包む)については割と積極的に導入されてほしいとは思ってますが、人格にも関わる要素なので慎重に扱ってほしかったのが正直なところです。
 後付けは流石にマズかったよね。

 この項目だけやけに熱が入ってしまいました。結構ショックだったけども、個別記事にするほどでもないものだから……。
 6が出るのだとしたら、パッと食いついて予約するのではなく、しばらく動向を注視したいと思います。出るんだろうか。
 なんだかんだかなり愛してるシリーズだったので(1・2以外はやってる)、叶うならば復活してほしいです。

 待ってます。

 

ピクロスS6】Switch

 老舗・必要十分・パズルゲー。

 前述のルンファによる農奴ショック(?)から立ち直れず、ゲームというものから離れてしまった心を癒すためにプレイしてました。
 マス目をヒントに従ってポチポチ埋めてゆき、正解の絵が完成するまで頑張るパズルです。
 マス目系の問題ってけっこういろいろあるよね。ナンプレ、魔法陣、ピクロス、等々。どれも好き。
 法則を頭が覚えてしまえば、あとは手癖でザカザカ進めてゆけるので、ルーティンに身を任せている間は意外と頭を使わずに済むのが面白い。こういうパズルって頭を使うよりも休める目的でやってる気がする。

 無心で単純作業したいけど、モノを作る趣味は置き場所ないし……という時にピッタリなパズルです。
 問題数も割とたくさん用意してくれているのもうれしいね。
 気がつくと3時間くらい経ってる。

 

【ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団】PS4→PS5

 ダークファンタジー・DRPG・大軍パーティーゲー。

 さて、ここからねんがんのPS5を手に入れ、PS5専売ソフトではなく壊れたPS4でできなかったソフトたちの消化が始まります。
 処理もロードも軽くてうれしい!

 感想については個別記事を3本も書いて出し尽くした感があるのであまりここでは述べませんが、「ルフランが好きだったなら“イケる”」「前作以上に盛り上がってゆくシナリオと反比例して滲み出てくる低予算感がせつない」「EXダンジョンは辛くはない、ただただ虚無」の三点はこれからの人生で繰り返し語ってゆこうと心に決めています(大げさ)。
 カテドラルは真剣にやっちゃぁイカン、ラジオとかを聞いて耳を遊ばせながら流れ作業で越えるのじゃ……。
 (でもカテドラルのBGMが作中で一番好きなジレンマ)

 もっと順当にリソースが割かれてたらルフランに並ぶ良作になってたんだろうと思うとやるせない。
 個人的にツェツィさんとかルーナタールの魔女たちとかマダムとか、好きな登場人物たちが多かったので、手放しで愛させてほしかった。
 いろいろ言ってますが、私はこのゲーム好きでしたよ。DRPGって割と、我流でプレイしていると容赦なく詰ませてくる難易度のものがチラホラあるように思いますが、ガレリアは趣味に走っても許容してくれるだけの懐の深さがありました。

 ところでカテドラルの序盤でたくさんもらえる蝕杖「許シテクダサイ」ってそういうことですか?
 うん……設定資料集で全部拾ってくれたから……今なら許せるよ……。

 

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魔女と百騎兵PS4→PS5

 ダークファンタジー・トレハン・俯瞰アクションゲー。

 ルフラン・ガレリアの源流にあたる魔女シリーズの第一作。
 これは……当時の感想でも相当に辛口で書いていたと思いますが、ほとぼりが冷めた今でも「頼まれても二度とやりたくない」と考えています。あくまで個人的な感想ですよ。
 大昔、体験版をやって早々に諦めたのをすっかり忘れてPS4版にホイホイ飛び込んだ私もわるかった。

 モッサリした操作感、細かいところでストレスフルなUI、渋すぎるドロップ、割と雑な難易度調整、イベントのテンポ、それらすべてが私個人に合わなかったため前述のとおり木端微塵に爆散しました。南無。
 が、なんとか最後まで駆け抜けました。頑張ったと思う。

 シナリオも「魔女シリーズの原点」としては興味深かったですが、ルフランやガレリア以上にエグかったため、ちょっと胃もたれしました。悲惨な展開にはきちんとした理由付けが必要なんですよ。そこは略しちゃいけない。

 各チャプターのラストに挿入されるED曲『マギアージュ』は好きでした。
 いいよね、エミ・エヴァンス女史。

 

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Demon’s Souls】PS5

 名作・ハードコア・アクション死にゲー。

 ついにPS5専売ソフトに手を出し、超絶感動した一作です。
 フロムゲー初心者ゆえ、おっかなびっくりプレイし始めましたが、意外と詰むことなく(それはもう何度も死にましたが)最後までプレイできたのがとても嬉しかった。
 良質な成功体験として深く心に刻まれています。
 あんまりフロムゲーとして褒めるとフロム信者の方々から叱られそうなのでアレだけども!

 PS3からPS5、二世代を飛び越えたグラフィックの大幅な向上、SSDの激速ロードの恩恵を最大限に享けられる死にゲーというジャンル。
 ロンチタイトルとしては最善手でしたね。
 発売日にゃサッパリ買えなかったんですがね! ワハハ!

 一周目をハルバード神殿騎士脳筋プレイでブチ抜いたので、二周目は魔術師純魔で初めてみたのですが、ステージ自体は初回となにも変わらないためなんとなくやめてしまいました。
 初見のインパクトが強すぎた……というか、こういう死にゲーって初見の真っ新な状態から経験値を積んでいくのが楽しみの主要成分であって、ステージ構成や敵のモーションをだいたい把握してしまっていたら面白味の大部分がスポイルされてしまうとも言えますね。だからDARK SOULSは3まで出たんだろうな。

 あ、エルデンリングのNTにも参加してきました。あの状態からどれだけブラッシュアップされるものか気になってます。
 とりあえず様子見。

 

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ベヨネッタ 1&2】Switch

 スタイリッシュ・アクション・バカゲー

 忘れもしない、2021年9月24日のニンダイで3の続報が発表された日。
 または新トレイラーでベヨネッタ(仮)からファンサウィンクを頂いた日であります。
 もうね、泣きました。嬉しかった。待ってたんだからね!

 感動冷めやらず、勢いに任せてスイッチ版の初代と2をバーッとストーリークリアしてきました。
 ストーリーを通すだけなら長めの映画を見るくらいの感覚でやれるので万人にプレイしてもらいたい。いや万人は厳しいか。でも余程のことがない限り誰でも楽しめるんじゃないかと信じてるので、マニアックなビジュアルに怖気づかず飛び込んでもらいたい気持ちでいっぱいです。

 そのうち時系列を整理するライトな考察記事も出したいね。
 発売日が決まったら書こうかな。

 

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【十三機兵防衛圏】PS4→PS5

 ジュブナイル・ロボット・SF・アドベンチャー推理ゲー。

 これはもう、今年のラスト四分の一を持っていかれました。
 散々書き散らしたから感想はもうここでは語りません。
 下手に語ったらネタバレになるしね。こういうところで不意打ちのネタバレ食らうことありません? みんなで防ごうスポイラー事故。

 ……あと、ブログ更新も大いに助けられました。
 プレイ中の走り書きがコンテンツとしてギリギリ成立するなんてこのゲームくらいだよ。
 (と個人的には思ってるのですが、もしただの汚ぇ乱文にしか見えないのであればごめんなさい)

 「加速度的に面白くなってゆく」がプレイ時間の増加で客観的に観測できるなんて体験、初めてでした。
 最初、ほんとにスローペースでしたね。
 「後で面白い展開が来るから!」でさんざん苦しめられる体験を直近で味わったので(某百騎兵)ちょっと信頼し切れてなかったのもありました。
 素直にプレイし続けてよかった……。投げそうなあなたも、もう少しだけ頑張ってほしい。きっと堰を切ったように止まらなくなる瞬間が訪れるはず。

 

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【Ghost of Tsushima Director’s cut】PS5

 蒙古襲来・サムライ・オープンワールドチャンバラゲー。

 つい先日、壱岐の島から帰ってきました。これで作中の主要なストーリーはクリアしたので一区切りとします。
 島での仁さんがメインストーリーより生き生きしており、トロピカルな景観もあいまって全体的に明るい印象を受けました。

 とはいえやることは一緒なので、正直に言うと流石に飽きがきました。
 OWゲーの後半になると毎度飽きがきてしまうの、もしかしたらプレイスタイルに変化がないからなんじゃないか?
 だとしたら私のやり方次第でマンネリは防げるのかもしれない……。

 とりあえず、DLCの方のトロコンはやらないでおきます。
 (メインはトロフィー100%なのに、DLCが配信されると母数が増えて、全体ではコンプリートしてないように見えるのどうにかならないかな……)

 年末の締めくくりまでにクリアできてよかった。
 年末年始はPS5に触れないもんで。

 

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 いやあ、振り返ってみると忙しい割には結構プレイしてましたね。なぜだか誇らしい。
 ブログを定期更新していると、波乱万丈ドラマチックな人生を送っているのでもない限りネタが枯渇してしまうので、ゲームをプレイする動機ができるんですよ。
 やってみりゃ面白いのに、なんとなくダラダラと過ごしてゲームを積んでしまう……という流れをやりがちだったので、案外このブログにも効果があったんだなぁとシミジミしております。

 あとはこの勢いで積み本とかもガンガン崩せてゆければ最高。
 (ポイントがつくからってKinoppyの電子書籍をまた買い込んでしまったんだよなぁ)
 (まずは年末年始にどっぷり取り組むか)

 

 案外いろいろやれた一年だったかな、と結論付けられるのは嬉しいことです。
 来年はもっと上手いことやれたら素晴らしい。
 気力体力のやり繰りを磨いてゆかねば。オトナのリソースは有限だからね……!

 この記事に迷い込んで、うっかりここまで読んでくださった方にも素敵な2022年が訪れますように。

 次の日曜日にお会いしましょう。よいお年を!