#117 バンカラログの十二、さよならDrizzle Season
さて、本日は11月27日。次回の日曜は12月4日であるため、これがスプラトゥーン3の1stシーズン『Drizzle Season』中に書く最後の記事となります。
長いようで短い3か月間弱でした。
こんなにゲームに熱くなったのは久々かもしれません。
今回は1stシーズンの激闘を思い返しつつ、スプラトゥーン3というゲーム作品全体について総括的な感想を書いてみます。シーズン反省会。
まだ3日ほど残っていますが、そこはご愛敬……。
【バンカラ街という新天地】
落ち込むこともあるけれど、私、この街が好きです(コジャケをホウキに乗せながら)。
街並みの雰囲気は過去イチで気に入りました。
一日の〆に歩いて回るのが習慣になってます。クールダウンにうってつけ。
初代や2のように機能を圧縮した町も便利でいいですが、バンカラ街のように無駄な部分もあるのが「ここで生活しながらバトルも嗜むイカタコ」像を想像できて居心地がよい。
いいよね、団地のベランダに雑に干されたボトムスとくたびれT。
ナワバトラーが徒歩でしかアクセスできないのも地味に気に入ってます。そりゃ不便ですけど、放課後に空き地に遊びに行く児童になったような気分になれて大人には嬉しい。どうせ往復などはせずに、居座ったらその日の終わりまで続けることになるし、今のアクセス性のままでも構わないんじゃないかな。
フェスにむけて少しずつ夕暮れになってゆく演出は凄い発想ですよね。フェス当日になると一斉に開くシャッター街やら、電飾やらどれもノスタルジックで胸にグッときます。揚げ物の匂いがしそう。
居場所がもう一つ出来たようで、毎日眺めたくなる。この街のどこかに私のイカちゃんも暮らしているのだろうか……。
【レギュラーとフェス】
ナワバリバトルのお話。
このルールは相変わらず“原点であり頂点”ですね。
床や壁を塗って競う、唯一無二のゲーム。なんだかんだ同じ内容と分かっていても3を買ってしまったのは、他のゲームではこの感覚を味わないからです。
余程内部レートが高くならない限りはバンカラマッチほど殺伐としていないので、気楽に楽しめるところもいい感じ。
失うものもないし、3分限りの試合が終わったらハイおしまい、なのもメンタルに優しい。
マッチングで事故が起こってもネタとして笑って許せる。
とはいえ、各所で言われている縦長マップ。これはやり込めばやり込むほどキツいな~と思うようになってきました。
当方は短射程ブキの愛用者なので、純粋な射程での殴り合いになりやすい構造はノビノビ動けなくてちょっと苦しい。
一方、裏取りルートの存在する2のマップも当時は「塗れない床が多すぎてぃゃゃゎぁ……」とかなんとか文句を言っていた気がするので、この辺のベストな答えって難しいんでしょうね。
新マップに期待。あわよくば現行のマップに改修が入ると嬉しいな。ナメロウ金属とか。ナメロウ金属とか。
フェスは期間が長くなりましたね。短時間に根詰めてやらなくていいのは負担が少なくて有難いですが、一方でルールが丸二日間ナワバリバトルに縛られてしまうため、そろそろガチやりたい……と思いがちでした。
これはその当時、私自身がガチルールに嵌り始めたころだったからだろうな。引き続きナワバリ専だったらなんとも思わなかったはず。
トリカラバトル。フェス中に通常ナワバリバトルに飽きないためにはこの目玉ルールが重要な訳ですが、第1回・第2回と発生率抑えめになっていたのが悔やまれるところですね。
あれはザックリ言って「攻撃側/防御側をプレイヤーが自由に選べない」「防御側はプレイ中に報酬系を刺激されない」の2点の問題を抱えていると私は考えています。
攻守を選べない問題。
みんな攻守両方のバッジを揃えたいだろうし、スケジュール更新ごとに順繰りに回す方式でもいい気がします。
相当な確率ですが、全てのフェスを通して攻撃/防御どちらかしか遊べなかった……という人が出てきそう。現状のままだと。
防御側の報酬薄い問題。
これは左右からボコられるのが云々という話ではなく、「敵のトライを叩くしか仕事がない」という単調さから生じる問題と考えています。
トライを防いでも防御側になにか戦略的な恩恵があるわけでもなく、更には陣営担当からのお褒めの言葉もなく……と、とにかくやっていて旨味がない。
マトイがなくたって、せめてマンタローちゃんに褒めてもらいたかったんよ……マンタローちゃん……。
せめて最後までスーパーシグナルを取られずに防御できたら、ラストスパート時に応援してくれるとかあったら嬉しかったかも。どうですかね。
攻撃側になったときのフウカどののお褒めの言葉、嬉しかったなぁ……へへ……。
ルールとしては面白くなるポテンシャルがあると感じたので、いちプレイヤーとしては今後の調整を楽しみに待つのみであります。
年明けのフェスには何かアナウンスがあるといいな。
【バンカラマッチ】
ウデマエが上がりやすくなったことについては賛否あるようですが、カジュアル寄りの私としては大いに賛成で、素晴らしい変更だったと考えています。
「ウデマエが上がる」という成功体験の敷居が低くなったことにより、カジュアル層がガチルールに参入しやすく、かつ楽しみやすくなりましたね。
ナワバリやバイトだけを回しているとどうしても飽きが来るので、4つも用意されている別ルールを腐らせないためにも必要な変更だったのではないかと……。
かく言う私も、B-なら勝率5割なくてもウデマエが上がるらしいという噂を聞いてようやく重い腰を上げたナワバリ専なもので。
また2のように伸びなかったり割れたりするゲージを眺めなくてもよい、というのは本当に精神衛生上よろしい。優しい。
敷居が下がったことでガチルールの魅力に気付けてよかった。
カジュアルなスポーツをやっている感覚があって楽しいです。特にアサリが大好き。
勝率はエリアが一番安定しているけど。
なお、前回の記事で「S+3で停滞中」としたためましたが、あれから突如として勝率が回復し、今はトントン拍子でS+8までやってきました。
絶対に間に合わないと思っていたS+10が近づいてきてしまったことで、密かに動揺しております。
届きそうで届かない、でもちょっと届く目標。どうしよう、あと3日間で昇格できるかな。
やれるだけやってみます。緊張する……。
この「上を目指せば際限がない」って感覚は、鬼トレをやっている時と似ています。
やればやるほど、達成すればするほど、次の目標が出来てゆく。青天井。
どこを自分の限界と定めるべきか……。
【サーモンラン】
難しくなりましたよね?
最初は2との違いに滅茶苦茶戸惑いましたが、「雑魚には近付くな、殲滅しろ」「テッキュウにこだわりすぎるな」「トリプルトルネードはかなり使える」あたりを覚えたら少しはマシになりました。
というか、新SPに馴染むまでが大変だった。
サメは慣れてもダメですが。シャケにも前隙と後隙を狩られるってどういうこと?
強化してくれ。ほんとに。
新シーズンに向けていろいろストックしておきたいので、とりあえず毎シフト1200ptのノルマはこなしています。いけそうな編成のときは4000ptまで。
なんとかでんせつを維持できるようになってきました。多少は上達を実感します。
ヤバそうなバッジをつけた黒服白服さんたちに囲まれると力不足を痛感させられますけどね……皆さん動きが良すぎる。気が付いたらオオモノが全部ウマイクラになっている。こわい。
なお、始めた当初は1200pt以降もおカネを出せやら5000Gは渋りすぎやら色々不満を抱いていましたが、バンカラマッチをやるようになってからはおカネもそこそこ貯まるようになったので、今は現物支給(かけら)の方が嬉しいです。チケットは要らんけど。
それよりもウロコ報酬の方をなんとかしてほしい。銀999枚なんて無理だよぉ……果てしない……。
ビッグランでウロコいっぱいください!!(大声)
【ヒーローモード】
過去イチで楽しかったかも。
大人になったシオカラーズ、アタリメじいちゃん、新司令、New!カラストンビ部隊は全員魅力的でした。
すりみ連合もちゃんとストーリーに絡んでくれて嬉しかった。バンカラジオをより一層楽しく聞けるようになった。
ストーリー的にはクマサンの悲哀が一番の驚きでしたね。改めて思い返してみても切なすぎる境遇。
セリフ回しがまた静かに狂っていて哀しい。
ああいう悪役好きだな。
また、オルタナのログでSplatoon世界における海生生物たちの地上進出の由来が明らかにされたのもサプライズでした。
間違いなくストーリーとしては集大成でしたね。
これ大丈夫? 4出せる? DLC、ネタ残ってる? と余計なお世話ながら心配になったりもしました。設定を出し惜しみしないで見せてくれるのは嬉しいけれど!
また、ソロモードはアクションゲームとしても完成されていて素晴らしかったですね。
ブキの選択肢を作ることで、疑似的に難易度を選べるようになっている設計が粋。
オススメでも何でもない弓(新ブキでのエイム練習にうってつけだが簡単だとは言っていない)はどうかと思うけど。
結局、全ステージの全ブキをコンプリートするくらいにはハマりました。隠しヤカンもバッチリクリア。
クマノミミのギアパワーがカムバックなの、地味に洒落がきいててイイよね。
【ナワバトラー】
ナワバリ&バイト専生活に飽きたころに気分転換させてくれたすごいやつ。
オマケ要素のはずなのに、ゲームとしてちゃんと面白いから驚きました。
対人戦じゃないから気軽に好きなだけやれるのもGOOD。
人によってはナワバトランク上げが苦痛とのことで、スプラトゥーン3起動中はバトルかバイト以外したくない! というイカタコたちにはシンドイのかもしれませんね。私はどちらとも距離をおいた時期があったので丁度良かったです。
今後またカードが増えたり、あるいはカードパックの入手経路が殖えたりしたら嬉しいね。
カードがそろうか、納得のゆく最強デッキが組めたら、余ったカードのかけらを全部銀モデに突っ込むんだァ……。
現在はMAXのナワバトランク50になってしまっているので一時封印中ですが、レベルキャップ解放がきたら、今度はすりみ連合のカードスリーブを手に入れようと思います。
難関と思われるシオカラーズを突破できたんだから余裕っしょワハハ(慢心)。
【ランダム要素】
要は二つ名はプレートのガチャ、ロッカー用のザッカの品ぞろえの話。
……渋すぎません?
最初のシーズンから欲しいものが全部そろってしまったらコンテンツ寿命が……という大人の事情は何となく察しますが、せめてロッカーの購入済みカラーは店先に並べなくても良いのではないかと。まだグリーンが出ません。3か月粘って手に入りません。かなしい。
あとガチャは緑色の矢印が描かれた紙切れ出過ぎ。おれ緑色好きだけどこれは困る。
シーズン中に出たレアは結局銅色のかけら*10セット1回だけでした。プレートも二つ名もシーズン限定のは出なかった。ガチャこわい。
ザッカも二つ名もプレートも新シーズンの度に増えるんだろうし、あまり出し渋らなくても良かったんじゃないかと思うんだけどな……。
「明日出るものが楽しみになる」くらいの匙加減が大事じゃないですかこういうの。
「どうせ明日も出ない」な気持ちにさせたら本末転倒ですって。
グリーンロッカーください。それ以外の色がほとんど揃っちゃってるんです。
【シーズン制について】
これは4冊目に突入した虚無のカタログ。
カタログレベルの上がり方を見るに、恐らく開発さんのイメージする基本ペースは一日一勝くらいと思われるので、1stシーズンで300時間以上も遊ぶプレイヤーは「やりすぎ」判定を受けそうです。
やりすぎました。へへ。
で、そんな“想定外のやりすぎプレイヤー”からの視点ではありますが、正直に言うと新要素追加まで3か月あるのは流石に間が持たないなと。
せめてもうちょっと頻繁に調整が入らないとキツいて。
その調整の方向性がどうなるかも完全に未知数ですね。11月30日にどんなブキ調整が入るやら。
その結果を見て、今後のプレイ方針を考えようと思います。
サメに何のテコ入れも入らなかったらちょっと寝込むかもしれない。
亜種のサブスぺ発表を見るに現在はやや不安寄りですが、まあ蓋を開けないことには分からんですね。
個人的には「新ギアをマイコーデに組み込んで、新ブキを使い込むだけで3ヶ月飽きずに続けられるか」が2ndシーズンの主題になると思っています。
ギア調整がエンドコンテンツ。
【バンカラログ、第一部完】
とりあえず、継続的に毎週毎週ログを残すのはこれが最後かなと考えてます。
あ、いや、来週は書くかも。新シーズンが来るし。
サービスはまだまだ続きますが、個人的には「ゲームとして十分に遊ばせていただいたな」といった心境です。燃え尽き気味。
いやあ、ガッツポーズしたりアツくなったりの楽しい3か月でした。ありがとうありがとう。
ペースを模索しつつノンビリと続けてゆきますので、今後ともよろしくお頼み申す、バンカラ街。
[Drizzle Season リザルト] 11/27まで
ランク:46
ウデマエ:S+8
カタログ:4冊目Lv.22
メインブキ:プロモデラーMG
サーモンラン:でんせつ170
プレイ時間:335時間
それでは、また次の日曜に。