週報タルトトタン

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#128 No Man's Sky宇宙漂流記:命はひとつしかないんだぞ編

 

 No Man's Skyの記事、多分今回が最後になります。
 カスタム難易度・パーマネントデスをクリアしてまいりました。
 パーマネントデス、すなわち一度でも死んだらセーブデータごとお陀仏になるハードコアなアレです。

 これにて全てのトロフィーを獲得しました。やったね。やり切った感。

 今回はそのパーマネントデスを遊んだ感想と、「私はこうやったよ」くらいの簡単な攻略指南を書いてみます。
 複数ある解放のうちの一つとして、参考程度に読んでいただければ幸い。

 では、以下本文。

 

 

 

 

 1回目はしょうもないミスで序盤に死に、2周目でなんとかクリアしました。
 かかった時間は11時間44分
 あ、クリアというのはトロフィー解除条件である『銀河の中心を越えること』を指します。手段は問わない。
 自力でギャラクシーコアを目指してもいいし、メインミッションを最後まで進めて次の銀河へ飛んでもいい。
 私はメインミッションを進める方を選びました。だって楽だし。

 

 パーマネントデスの感想。
 全体としては、面白かったです。ノーマルとはまた違った遊び方が開拓できて新鮮でした。
 部分的な感想としては、最後の方が作業作業で淡泊なゲーム体験になってしまったのが勿体なかったかな。
 メインミッション以外を切り捨てちゃうと、あくまで資源を確保しながらワープを繰り返すだけのゲームになってしまうので……。

 

 パーマネントデスは拠点構築や蓄財などをして長く遊ぶためのものではなく、あくまで「どれだけ迅速かつ安全に“銀河越え”という目標を達成できるか腕試しするもの」であると受け取りました。
 序盤さえ越せば滅多にデスしなさそうではありますが、その滅多なことが起こってしまった場合は一発でセーブデータ丸ごとお陀仏なので、やりこみはノーマルあるいはサバイバルでやった方がいいと思います(あたりまえ)。
 とはいえ敢えてパーマネントデスを選んで、セーブ削除と隣り合わせのヒリつくスリルを味わいながら砂の城を築く危ない遊びに興じるのもあなたの自由です。おすすめはしないけれど。

 

 パーマネントデス(デフォルト設定)とノーマルの違いは主にこれらの点です。

  • スタック数制限
  • 資源獲得数減少
  • 店売り資源やや限定
  • エクソスーツと宇宙船の燃費上昇

 それ以外にも宇宙戦闘の頻度上昇、原生生物が敵対しやすくなる、などなど微調整が入っているらしいですが、個人的には上記の点以外の違いはそんなに感じませんでした。
 というか上の変化が重すぎて他の変化なんて全く気にならない。それどころじゃない。

 

 ノーマルと比べた時のあらゆるテクノロジーの燃費の重さ、資源の稀少さ、持ち歩ける資源量の制限。
 これが本当に重い。ヤバい惑星に丸腰で放り出された後は本当にキツい。
 なんなら足枷をつけられただけじゃないかとも思いました。不便なだけじゃないかと。
 (これについては前のNMSの記事末尾でもチラッと言ってましたが……)

 

 この重い縛りを、「やり辛い環境で遊び続けられるかよ」と感じてウンザリするか、「限られた手段で効率よく進行してやろう」と奮起するかがパーマネントデスを続けられるかの分かれ目かもしれません。

 

 実のところ私は前者でしたが、1回目のチャレンジで本当にしょうもない死に方をして大変悔しかったので、躍起になって再チャレンジしているうちにパーマネントデスのバランスが面白くなってきたクチだったりします。

 正直、最初のうちは単純に不便なだけじゃんと思ってたんですよ。
 そりゃノーマルと比べれば不便なのは間違いないのですが、目的を果たすには「これで必要十分である」と分かってきたあたりから面白くなってきました。

 

 

 さて、ここからはパーマネントデスのトロフィーを取るために私がとった攻略方針のお話です。
 本当に必要最低限のことしかしていないので、「これは取っておくべき?」「初期装備でいけるかな?」など分からない部分がある時には参考になるんじゃないかな。多分。きっと。知らんけど。

 あくまで自分で方針を決めて難局を切り抜けたいという方は、ここからは読まずにブラウザバックナウ。
 敢えてこの難易度に挑もうとするあなたならきっと最後まで走り抜けられるはず。がんばって。

 

 

【まずは生き残れ】

 この辺の流れは他難易度と基本的に同じです。
 死にかけ&防護テクノロジー破損の丸腰状態で、寒・暑・毒・放射いずれかの害のある惑星に放っぽりだされます。
 さっさとFeを集めてスキャナーを修理し、おなじみのソジウムや酸素や水素を集めて回りましょう。

 

 が、前述の通りあらゆる燃費が重く、あらゆる資源が集まり辛くなっているので、無駄に飛んだり跳ねたりマインビームを撃ったりすると死にます。
 防護が切れても多少なら生き残れるだろうとナメてかかると死にます。なぜならダメージ計算も重めに設定されているからです。
 パーマネントデスは序盤が勝負。

 

 ソジウムをチマチマ集めながら探索するのもいいですが、燃費の関係で効率が悪すぎるので、さっさと船を見つけてマシな気象の星に移動するのが吉です。できれば楽園、そうでなければ沼地とか。
 とにかく立っているだけで生命維持システムがゴリゴリ削られる星は避けた方がいいです。
 何、今いる星系にそんな素敵な惑星はない?
 それは……気の毒に……。
 (そのケースは想定してませんでしたごめんなさい)
 (諦めて次のセーブデータに行った方がラクなんじゃないかな……)

 

 さて、最初の惑星の探索に意外と役立つのがダッシュ殴りジャンプ
 トラベラーの間ではメジャーな移動方法だそうです。私は最近知りました。

 ダッシュを始めた瞬間に近接殴りを繰り出して、その瞬間にジャンプ!
 するとHavok神の加護かなにかによって前方にビューンと跳べます。
 マリオ64の幅跳びくらい跳べます(伝わるかな)。

 目の前の洞窟に逃げ込みたいけど生命維持のゲージがギリギリだ……! という瞬間にあなたを救うかもしれません。
 覚えて損はないでしょう。

 

 

【酸素を確保せよ】

 酸素があれば何でもできる……どころか酸素が無いと何もできない。
 というのに、採取スポットから得られる量はかなり限られている。つらい。
 序盤は十中八九、文字通りの酸欠に苦しむことになると思われます。

 

 ので、船と再会してマシな星に移動してからの当面の目標は、酸素収集機の建造となります。
 コイツを作るのには二水素ゼリーがかなりの数必要になるので、即ち二水素集めが急務。
 酸素収集機があると資源供給がかなり安定します。ノーマルでは効率が悪いからさっさとホットスポットに切り替えろと言われがちですが、メインミッションのクリアを目指すだけならコイツ一台で十分。

 

 酸素を活用するということは即ち精製機を使って資源を倍化するということ。
 つまり中型精製機を用意する必要がありますが、コレの建造にも二水素ゼリーが要求されるので、今度は二水素欠乏が発生します。
 せわしない。
 序盤はとにかく資源不足が深刻です。地面にある二水素の結晶をチリチリ炙っても全然手に入らないのだもの……。

 二水素ゼリーなんて店で買えばいいじゃんと思われるでしょうが、私の場合は近場の銀河貿易ステーションにまったく入荷されておらず、しばらくは地面の結晶を炙って凌ぐ羽目になりました。ひもじい。

 

 あとは炭素ですね。
 これは星によって地下洞窟に濃縮炭素系の植物がたくさん植わっていることがあり、運よく見つけられれば燃料に困らなくなります。
 私は最初の惑星がアタリだったので、炭素については湯水のように使えてラッキーでした。
 マルチツールのビームも燃費が重くなっているため、燃料となる濃縮炭素が豊富だと嬉しいですね。不安の種がひとつなくなる。
 他にもポータブル精製機や酸素収集機の燃料にもなるため、あって損はありません。

 

 とにかく酸素、水素、炭素。こいつらを確保するのが大切。
 逆に言うとそれ以外はほぼ必要ありません。最低限でいいです。
 Feはそこかしこで手に入る錆びた金属を精製すればアホほど手に入るので、わざわざ地面の小石を炙って回る必要はないかと思います。

 ソジウムは時折必要になるので、適度に在庫を補充しておけばよろしい。

 

 

【何をするにも金策

 金策に使えるアイテム以外は採らない、入手しても売るか捨てる。
 これを徹底していたら収納コンテナは最初の一つだけで事足りました。
 特に食用の植物。使い道がないのでそもそも拾わない近づかない。

 アルブミンパールやグラビティーノボールなんかはメインミッション進行の上でまったく使いませんので、手に入り次第容赦なく売り飛ばすといいでしょう。
 生ける真珠だけは見かけたら1つだけ確保しておくといいかもしれません。

 塩素やリンなどの資源も別にいりません。なんでも売ってしまえばいいよ。

 

 金策最上級のスキャンモジュールを3つ揃えれば完成します。1つでも十分ですが、最大数の3つをシナジーさせると時短にもなります。
 これで動物分析のボーナスを倍化させてやれば、クリアまでに使うユニットは十分賄えます。なんなら余ります。
 ちょっと欲張って船を一艘買ったり、マルチツールを一丁買ったり、スーツのスロットをユニットで拡張したり……かなり自由になります。

 もちろん最上級のモジュールを買うにはナノマシンが入用ですが、スペースアノマリーで貰える分とジャンク汁(粘液系)の生成でだいたい賄えるんじゃないかな。

 

 ユニットの余裕ができれば資源(銅、有色金属、三重水素)や中間素材(特に配線繊維、マイクロプロセッサ)の確保も容易になります。
 カネにモノを言わせて活動基盤を盤石にしてやりましょう。

 

 

【宇宙船とマルチツール、初期装備でいける?】

 宇宙船はラディアントピラーでいけると思います。
 が、私は事故死が怖かったので、B級の上位種を買いました。
 この辺はどれくらい慎重に進めるかによるかも。

 

 宇宙船の強化はハイパードライブ(距離)と発射テクノロジー(燃費)だけで問題ないはずです。
 あとはちょっとだけシールドを積むと安心できるかも。

 デフォルトの難易度なら、つまり戦闘の難易度を上げていなければ、初期のフォトンキャノンとロケットランチャーで問題なく戦えます。
 不意の攻撃対策にシールドをガン積みしたくて上位の戦艦を買いましたが、極論、困ったらスペースアノマリーを召喚して逃げ込んでしまえばいいので、今思えば過剰な用心だった気がします。

 

 スーツの強化はアイテムスロットに振った方が楽かもしれません。
 とはいえ余計なもの(塩とか)を拾わなければそもそもインベントリの空き容量にも困らないので、テクノロジーに全振りしてもいいですし、そもそも無強化でもやりようによってはイケそうです。

 スーツのモジュールはシールドや環境防護を最低限振っておくと安心です。
 寒・暑・毒・放射すべて揃っていると行動の自由が利いて便利ですが、あえて一つ選ぶとしたら、放射線防護を選びたいところです。
 メインミッションの途中で遺棄貨物船を調べることになるので、コンテナを開けたときのエクストリーム放射線噴射を浴びても平気なように備えておきたいところです。

 ちなみに私の1回目の死因は無防備な状態でこのコンテナを開けたことによるダメージ死でした。
 あれは悔しかった。

 

 これはしょうもない死の後に見せつけられたクラーク氏の名言。
 沁みた。

 

 

 一方、マルチツール。
 これは初期だとスロットが少なすぎるので流石にしんどいかもしれません。
 特に私の攻略法だとスキャンモジュールが3枠占領することになるので、攻撃系を積みたいなら上位ツールを買うのがベター。

 ちなみに戦闘は地形操作機で塹壕を掘って回避する方針でゆくので(どんなに敵対しても穴に隠れればセンチネルは見失ってくれる)、攻撃系モジュールは理論上必要なかったりします。

 メインミッションの攻略では強制戦闘は発生しません。つまり撃墜数を問われるミッションは存在しません。
 すべて屋内か穴でやり過ごせば回避できるようになっています。
 ので、私のパーマネントデスにおけるセンチネル撃破数は0のままです。パグニウムはその辺のセンターで買いました。
 命(=セーブデータ)はカネより重い。

 

 

【最低限宇宙的な拠点】

 さて、どれくらいの拠点があればメインミッションをクリアできるかというお話。
 上の画像くらいで十分です。
 風情? クリアに必要ないのでありません。

 まあ青空拠点でもクリアできるのはメインデータの時点(#125)で分かっていたことなので……コレはそれよりも簡略化されているけど……。

 

 ここまできたらクリアしたも同然。
 パーマネントデス指南は切り上げて、クリア時の拠点をご紹介します。

 

 精製機シリーズ。
 道端のナノマシンを拾うのをサボったため、ナノマシン稼ぎはもっぱらジャンク汁精製に頼っていました。
 なので精製機は多ければ多いほど嬉しい。作業を分担してもらおうね。

 ナノマシンだけでなく、濃縮炭素の生産カドミウムの倍化なども行いますので、プレイ中はたいてい稼働していました。
 コレが攻略の要と言っても過言ではないでしょう。
 (あ、カドミウムはわざわざ赤色星系に行かなくても何かしらのモジュールを解体すれば手に入ります)
 (それを有色金属で増やしてあげればミッションに必要な分は確保できるって寸法)

 

 

 各種ターミナル。メインに必要な分しか進めなかったので、監督さんと科学君しかいません。

 

 

 資源と回収データに余裕ができちゃったので解放したノーマッド
 後述の酸素生産基地との往復にちょっとだけ役に立ちましたが、基本的にほとんど宇宙船で移動していたので無用の長物と化しました。
 まあ……こういうのはいくらあっても困りませんし(?)。

 

 

 酸素収集拠点。
 序盤の酸欠の思い出が鮮烈だったため一応作りましたが、コレを作るころには諸々が安定してしまっており、もっと言うとクリア直前だったため、結局ほとんど使いませんでした。
 なんならスタック制限のせいで大量に採れすぎて困る場面もあったり。
 オーバースペックの権化。

 

 

【あとは宇宙を彷徨うだけ】

 で、ここまでくればメインはもうクリアしたも同然。
 一部のミッションでクラフトを要求される以外は、基本的に表示されるポイントに向かってウロウロするだけのゲームですからね。作業です。
 移動のためのウランと三重水素反物質さえ確保できてしまえば、あとは消化試合。ロード画面をボーッと眺める作業と化します。
 これはちょっと残念でした。プレイの仕方に問題があると言われればその通り。

 

 ちなみに、最後のミッション『浄化』はすべての選択肢を逆張りしたり無視したりして進めた結果、ナルからしか通信が入ってきませんでした。

 とても寂しかった。

 このゲームをやってきた中で最も孤独な瞬間でした。せつない。でも自業自得。

 

 ナーダとはあまり頻繁に接触せず、アルテミスは安楽死させ、アポロとは音信不通。
 そりゃナルからしか通信来ないわ。

 

 最初のプレイで彼らから温かいメッセージを貰えてちょっとジンワリした思い出があったので、まさかプレイスタイルや選択肢を変えることでここまで体験が様変わりするとは思いもよらず。
 いや、いくつかのテキストが表示されないというだけの違いですが……実際にやってみると想像以上に孤独ですよ。コレ。

 

 

 最後は青の銀河を選んでタイマーストップです。
 記録は銀河移動時点で11時間ちょい。

 

 ちなみに銀河を移動するとき宇宙船を乗り換える以外の作業をサボったので大惨事になりました。
 ここにきてデータが消えるかと思った。

 ものの見事に丸裸の図。
 もう銀河移動は懲り懲りだよ。
 ワイプアウト

 

 ちなみにその後、センチネルの猛攻を潜り抜けてなんとか母星へ帰ってきました。
 この時点ではまだ拠点の写真を撮っていなかったので、ブログの記事どうすんだよと大慌てしました。
 多分、このデータで一番手に汗握った局面だったと思う。スペクタクル。

 

 

 

 

 

 そんな訳で、これにて100% 100%のトロフィーコンプリートです。やったぜ。

 結構遊びつくしたな。
 難易度ノーマルのメインデータは農業・貨物船・船のアップグレード共に一定水準に達しましたし、今のところパッと思いつく目標はありません。やり切った。

 

 それにしても、パーマネントデスをプレイしてじみじみ感じたのは、このゲームにはメインミッションに関わらない寄り道的要素があまりにも多すぎるということ。
 これはもちろん誉め言葉。どのように遊んでも、何を目標にして進めてもいい。
 この選択肢の多さ、宇宙の広さは未だに心を惹きつけてやまない。
 いいゲームに出会えました。

 

 今後も気が向いたら宇宙を漂流して孤独に浸ろうと思います。
 とりあえず記事にするのはここまで。

 

 今週はそんな感じでした。
 それでは、また次の日曜日に。