週報タルトトタン

よく寝て、よく食べ、日曜ものかき。

#002 壁はシンプルに

 

 ポスターを貼り出したり、でっかいコルクボードに写真だのカレンダーだのを貼っ付けたり、壁の余白にはなにかと使い道があるかと思いますが、残念ながら自分にはポスターを買うような類の趣味もなし、コルクボードをお洒落に飾るセンスもなし。長年まっさらなまま放置しておりました。
 ベッド横の結構な広さの白い壁。壁紙は無地、凹凸もなし。

 

 

 一方、モニタの話。
 現在、PCメインモニタ24インチと、スイッチやPS4兼用のPCサブモニタ27インチの2台を使っているのですが、ぼちぼち大画面で見られるモノが欲しいなぁと考えていました。
 とはいえメインもサブもいいお歳ながらバッチリ現役でいらっしゃるので、新しいのを買うのはもったいない。引き続き使うにしても、PCをトリプルモニタにしたって正直無用です。今だってせいぜいサブにSteamの攻略コミュニティを映すくらいにしか活用できていないというのに。

 更に話は変わって、映画。
 昔から映画はあまり見ない方でした。時々映画好きの友人についていって映画館に行くくらい。
 どちらかというと自分が能動的に関わることのできるものの方が好みで、映画は「こちらは見ているだけでいい」タイプの受動的な娯楽と思っていたので、そこまで積極的には触れてきませんでした。
 しかしつい最近、映画館のジブリ復活上映を観にいく機会がありまして。
 世代的に「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」は劇場で鑑賞できなかったもので(もちろんテレビ放映やらVHSやらで何度も何度も観ましたが)、音響と、何よりあの大画面の迫力・没入感を身をもって味わうことになったんですね。
 初めて見る映画よりずっと効果的だったかもしれません。
 「知ってるストーリーがこんなに一層の魅力を持つのか」と。
 ジブリ好きの友人と連れ立って、もののけ姫序盤(もう本当に序盤も序盤、タイトル表示のあたり)でほろりと泣く羽目になるとは……。
 完全にヤベェ大人二人です。お恥ずかしい。

 

 大画面需要、モニタの健在、手付かずの広い壁。
 ここで、ふとある考えが頭をよぎりました。
 縁遠いものと思っていたホームシアターをついに導入する時が来たのではないか? と……。

 

 ここで商品名を出すと宣伝のようになってしまうので少し暈しますが、先月8月に早速「Anker社のジュース缶みたいな形をしたプロジェクター」を購入しました。
 (別に暈す必要なんてないじゃないかとは自分でも思いますが、PV数アップや広告収入は一切目指さないつもりなので、念のため……)
 非常に良い買い物でした。いやホント。
 部屋の真ん中のちゃぶ台の、壁と反対方向の端に三脚で立てて投影するだけで、持て余していた壁が大型モニタになる。
 表現が難しい! 安っぽい通販番組のようになってしまう。
 まあとにかく、想像以上に使い勝手が良かったんですね。

 あまり期待していなかった画質も、割といい方でした。もちろん2K4Kなどとは比較にもならないとは思いますが、大画面の魅力で十分相殺できます。
 プライムビデオ、NetflixYouTubeあたりには一通り対応しています。映画もドラマも猫動画も見放題。

 嬉しいのはHDMI入力ができるところ。スイッチを大画面で遊べます。これが当初の想定以上に活躍しています。
 プロジェクターのリフレッシュレートってどうなんでしょうね? 詳しくは調べていないのですが、今のところプレイに支障は出ていませんし、肉眼でわかるような違和感などもありません。快適。
 スイッチは携帯モードにすると文字が小さくてプレイし辛いなんて話もたまに聞きますが、今のところ手持ちソフトの中でもフォントの小さい方と思われるファイアーエムブレム風花雪月で試して問題のないことを確認しています。ご参考までに。
 このソフトについては色々と語りたいことがありますが、それは追々。

 そんな具合で、最近の帰宅後の時間はもっぱらアレコレ投影して過ごしています。
 ここ最近、なんでもかんでもやってみよう! と目についたもの思いついたもの片っ端から試していますが、その中でも大成功の部類だったので、こうして書き留めておきますね。
 最後に、ついこの間加入したプライムビデオで面白かったものをメモして〆ることにします。

 

下妻物語】映画・2004年
 その昔、見たいと思っていたけど何らかの事情でスルーしてしまった作品。
 たっぷりのケレン味と主演のお二人の名演技、あとテーマのすっきり爽やかさで後味がとても良かったです。

鬼滅の刃】アニメシリーズ・2019年
 半年ほど前から単行本を追い始めた作品のアニメ化。単行本派なのでまだ結末を知りません。
 最新のアニメシリーズを観るのは久々でしたが、3Dモデルがめちゃくちゃ活用されてたり、こんなに進歩してたんだなぁスゴイ(何目線?)と浦島太郎気分になりました。

ミッドナイト・イン・パリ】映画・2011年
 映画に詳しい友人からテキトーに(?)オススメされた作品。
 ストーリーラインや演出や人物はともかくとして、ただ一点「ダリが良かった」。とても変人で良かった。
 友人にそれを伝えたら強く同意されたのでやはりそういうことなのだろうと思います。

孤独のグルメ】ドラマシリーズ・2012年
 まさかのプライム特典作品。これを夕飯時に観ると実にいいのですよ。
 毎日一話ずつ流し見しています。本腰を入れて鑑賞しなくていいというのは有り難い。
 松重さんがまた旨そうに食べるのなんの。音響も素晴らしい。他人がじゃがりこ齧る音が大好きな人間としては優良コンテンツ。

 

 今日はそんな感じです。
 では、また次の日曜に。