週報タルトトタン

よく寝て、よく食べ、日曜ものかき。

#023 冷やし配信はじめました


 冷えてるんだなこれが。

 

www.youtube.com

 諸人もすなるゲーム配信といふものを、私もしてみむとてすなり。
 ということで、先月半ばになんとなく開設してみたYouTubeチャンネルを使ってゲーム配信を始めてみました。
 まだまだ回数やってませんが、これからも定期的にやっていくんじゃないかな……(他人事)。

 ジャンルとしては、「ゲーム生配信」「マイクなし無言」「字幕のみ」の絶妙にニッチな感じの配信です。

 こう言っちゃなんですが、需要ゼロです。実際、アーカイブも再生数全然回ってません。
 多分YouTubeで人気になるには、素人なりにも以下の要素がなきゃ厳しいっぽいのはなんとなく分かってます。

 ・人気のゲームチョイス
 ・生声、あとできればイイ感じの立ち絵
 ・おもしろ編集またはアイキャッチ

 知らんけど。

 その辺分かり切ってるのになんでこの条件で踏み切っちゃったのか。
 今日はその辺をちょろっと書き留めておこうと思います。
 あとついでに、似たような感じでゲーム配信をやってみようと思った方向けに、配信環境の話も。

  

 

 先に結論を言ってしまうと、この配信、基本的に自分のためにやってます。
 ちょっと負け惜しみに聞こえちゃうかもしれないのですけど(まぁ多少はあるけど!)、実際自分用にやっても結構便利なんですよ、これが。

 

 今、配信してアーカイブを残しているタイトルは「FIREWATCH」。こないだの記事(#014)でも言及していたとおり、かなり昔に買って寝かせてしまっていたSteamゲーです。
 これを英語の勉強がてら英語音声+英語字幕でがんばってやってみよう! というのが配信のコンセプト。

 なんでこれが便利なのかというと、お察しかもしれませんが、自分のアーカイブを見直しながら内容の復習ができるんですね……!
 FIREWATCH、最初のノベルゲーパートはまだなんとかなったんですが、本編に入ってからの無線会話がクッッッッッッソネイティブでペラッペラ喋りなさるんですよ。
 純ジャパニーズとしては心底 plz speak more slowly :(って具合です。勉強になりますけど、これを一発ヒアリングで完璧にストーリーを把握せよと言われちゃあ……困るってもんです。もっと上手くなりたい……。

 といったわけで、あとでアーカイブの一時停止を駆使しながら分からなかった部分を辞書片手に読み直して、次にプレイするまでにちゃんと把握しておけば、丁寧な英語学習とゲーム内容の把握のどちらも得られるといった寸法です。

 

 これは英語学習に限らず、例えばFPSアーカイブなんかをとっておけばプレイ中には気付けなかった自分のプレイの粗にも気付けるでしょうし、推理ADVなら見落とした伏線を見つけられたりするかもしれません。
 思ったより「自分用の配信」って便利な気がしません?

 キャプチャソフトで録画すりゃいいじゃん。
 と、私もちょっと思いますが、以下の2点で動画よりずっとラクです。

 

 ・録画ファイルが手元に残らない。

 仮に1時間のプレイ画面を録画したとして、完成したmp4は結構な容量になります。
 画質に大きく左右されるので何MB! と明言はできませんが、何本も撮り貯めが増えていくとこれがなかなかストレージを圧迫してきます。
 これが手元に残ることなく「配信終了=即アーカイブ化」のなんと楽なことか!

 

 ・YouTubeに自動投稿されるので、エンコードも編集もアップロード作業も不要。

 前段で「ウケが悪い(要約)」と言ったように、編集が入ってない動画なので他人様が楽しめる動画にはあんまりならないのですが、編集しなくてもいいのは気が楽。
 昔、某所に動画を投稿していたこともあったのですが、形式もあいまって1本につき2週間あっても足りないくらいのハイカロリーな作業だったもので、配信アーカイブとはそういうものであるという前提に守られてるのは案外ありがたいです。

 

 

 そんなコンセプトで、気ままに一人ひっそりと字幕配信をやっております。
 この考え方だと字幕さえ実はいらないのですが、万が一誰かが迷い込んできたとしたら無言でプレイ画面だけを配信している様をちょっと不気味に思うかもしれないと思い直し、せめて現在どういう心境/状況でプレイしているかは伝わるように、画面上部に一文だけ添えるようにしてみました。

 プレイをいったん中断しなきゃ文面を変えられないのが考えどころ。
 ゆかりねっとさんでも導入して、口頭での発話を字幕に反映できるようにしてみようかな……要検討。

 

 さて、『自分向けの配信のススメ』を書いたところで、以下に初心者さん向けの配信方法を書き残しておきましょう。
 ホントに簡単です。すぐ始められます。
 もし気になったらテスト配信だけでもいいからやってみてください。なんとなく、新しいことを始められた気持ちになって面白いから。

 なお、ほとんどの知識がこのサイト【新 VIPで初心者がゲーム実況するには】由来です。

vip-jikkyo.net
 動画制作時代からお世話になってます。
 YouTube配信に限らず、Twitch、ニコニコ動画投稿、さらにはVTuberの始め方までカバーした入門書であり大百科です。このサイトをみればこの記事のここから下は読まなくても問題ナシ。

 

【用意するもの】

 ・PC … 1台
 ・Googleアカウント … とりあえず1つ
 ・OBS Studio … 1つ
 ・プレイしたいPCゲーム … 少なくとも1本

 

 1.YouTubeでチャンネルを開設する

 以下はPCの場合の説明です。
 YouTubeGoogleアカウントでログインしているなら簡単。
 アカウントのアイコンをクリックして、「チャンネル」を選択すれば、開設済みなら自分のチャンネルに行けますし、未開設なら新しく作る画面に誘導されます。

 ここで注意すべきなのは電話番号登録が必要な点。ただの二段階認証ですが、SMSに対応していない格安SIMを使っている場合だと難しいかもしれない。

 あともう一点、新しいチャンネルでライブ配信が行えるようになるまで、24時間まるまるかかります。
 「24時間程度かかります」と言われてまさか本当に丸一日待たされると最初は思いませんでしたが、ヤツは本気です。一日かかります。
 よってある日突然「いまからライブ配信やってみたい!」と思い立っても、準備を整えれば即開始可能! とはいきませんので、もしやるつもりがない場合でもあらかじめ有効化だけはやっといた方がいいかもしれません。
 私は日曜の夜にその壁にぶち当たって男泣きしました。
 下準備大切。

 

 2.OBS Studioをインストールする

obsproject.com

 配信ソフトはいろいろありますが、とりあえず画面を映して流すだけ(+ちょっと画像加えたり字幕のせたりする程度)であればこれで事足ります。とても軽いのでお試しにも最適。
 環境の切り替えなんて後からいくらでもできるので、まずはこれを使って勝手を掴みましょう。
 ちなみに無料。

 

 3.OBS Studioの設定をやっちゃう

 この辺は前述のVIP実況さんの該当ページの方が絶対に詳しいのでそちらを参照してください。
 なお説明している項目がちょっと多めなので、本当に最低限の箇所だけ抜き出すと、

 ・ストリームキーを入力する
 ・映したいソースを設定する

 これくらい。
 ストリームキーは24時間経過してアクティブになったYouTubeの配信画面に表示されているのでそれをコピーしてくる。
 映したいソースは、「画面キャプチャ」や「ウィンドウキャプチャ」よりは「ゲームキャプチャ」をオススメします。
 やりたいゲームを起動してからモード「特定のウィンドウをキャプチャ」を選択、ウィンドウを「やりたいゲーム.exe」に指定するといいかんじ。

 

 4.YouTube側の設定をやっちゃう

 これも前述のVIP実況さんの該当ページに詳しい。
 同じく最低限のことを抜き出すと、

 ・タイトルをいちおう決めておく
 ・公開設定を選択する

 このくらい。
 タイトルは気分の問題なのですが、まぁテストならテスト配信とでも書けばよろしい。
 テストだし誰にも見せたくない……ということなら「非公開」を選べば誰にも見えないし、「限定公開」にすればURLを教えた人にしか見えないので友達に視聴側のテストを頼むこともできます。


 5.あとは配信開始するだけ

 OBS側の「配信開始」を押しちゃえば、あとは自動的に配信が始まります。
 「配信終了」すればそれで終わり。自動的に動画化されます。

 これは私もだいぶ戸惑ったのですが、アーカイブ動画がチャンネルのホームおよび動画一覧に表示されるまで、意外とラグがあります。
 ちゃんと動画として視聴できる状態になっていても、なぜか表示されない。不思議。
 だいたい一日待つと正しい表示に直りますので、そこは気長にね。

 

 

 こういう説明はスクリーンショットでも交えながら説明すればより有益なブログとなれるのでしょうけど、申し訳ない。全然撮ってませんでした。
 まぁ……備忘録なので、そこはご愛嬌。


 とにかく、ゲーム配信はたとえ誰にも見せない(または見られない)前提だったとしても結構有用だよ! という話でした。
 始める前はてっきり人気出ないと意味のないものだと思い込んでいたので、実際にやってみると意外な発見が多かったです。
 この記事が誰かの後押しになれる日がくるといいけれど。

 今日はこのへんで。
 また次の日曜に。