週報タルトトタン

よく寝て、よく食べ、日曜ものかき。

#050 たのしい初見デモンズソウル(弐)

 

f:id:tarte-tutan:20210815224559j:plain

 

 Demon's Souls(PS5リメイク)を前回(#049)に引き続きプレイしております。
 以下、完全攻略した順に各エリアの感想を書いてゆきますので、ソウルシリーズ初体験のヌルゲーマーが七転八倒する様を生温くお楽しみください。

 実際は要石ごとに毎回区切って攻略していたのですが、記事でそれをやるととんでもなく小刻みな内容になってしまいそうなので、今回はエリア毎に道中~大ボスまでを総括して振り返ってゆくことにします。

 ちなみに進行度はオーラントを残して他すべてのデーモンを討伐済みです。
 盆休みで充実のガッツリプレイ。

 

 

 

【塔のラトリア】

 ストーンファング坑道②の「炎に潜むもの」をまッッッたく倒せる気がしなかったため、一番最初に完全クリアしたエリアはここでした。
 王城、坑道と比べて一気にホラー色が強まったため、上から降ってくる助けを求める声やらタコ頭の看守やらに怯えながら右往左往していました。タコはプレイヤーに気付いたときのサササ! って速足が怖いよね。
 完全脳筋ハルバード神殿騎士で進めていたため、タコと接敵したときは基本的にごり押しでなんとかなったのは救いでした。あいつは物理で殴れば大丈夫!

 塔②は途中でドロドロの地上でSAN値直葬されそうなゆかいな仲間たち(人面)に囲まれた時が一番キツかった。いやもう、叩くと人っぽい声がするし、人面が何とも言えない悶絶顔だし、倒すと時間差でボィン……と動くし……。
 [帰りたい……]というメッセージが書いてあって迷わずいいねしました。分かる、分かるよ……。

 道中は(グロさで帰りたくなりはしましたが)フロアごと/塔ごとに堅調に攻略できる感じがあって楽しかったです。ステージ構成的には一番好きかもしれない。いいですよね、鍵が沢山手に入るダンジョン。ゼルダ夢島のカギの穴ぐらとか。

 愚か者の偶像は二回ほど倒す羽目になりましたが、戦闘自体はあまり苦戦しませんでした。柱でソウルの矢を防げるのが有情。
 本物の見分け方は、HPゲージ以外にも「雑魚が本物の方を拝んでいる」というのもあるかな? と疑ったのですが特にそんなことはありませんでした。残念。

 マンイーターはおかわりが来るのが鬼畜ですね。複数ボスは単独攻略だとしんどいよ。[もう9000以上回も死んだ!][心が折れそうだ……]
 ソロで倒せる気がしなかったため、ついに心が折れて味方=青ファントムをお呼びしました。盛況ならボス前に野良の青サインがいくつか出ているとのことですが、残念ながら発売から半年以上経ってしまっているため、この時まで青サインを一度も見かけたことがありませんでした。某所でマルチの呼びかけをしてようやく邂逅。
 黄衣ターバンのナイスガイが数十秒ほどで二匹とも丸焦げにしてくれて、めちゃくちゃ頼もしかったです。
 とはいえ自力で頑張ってみてもよかったかな……と今更ながら思ったりもしました。
 二周目は多分やらないので、あれが最後だと思うと……やや心残りです。

 黄衣の翁は打って変わって楽勝でした。初見撃破。
 先述のとおりマルチは人がいないため、オフ用の汎用敵が出てきました。対人だったら多分負けてたと思います。どうも対人は苦手で……。

 最初はホラーな雰囲気に気圧されて苦手意識が芽生えかけましたが、全体を通して見ると(マンイーター以外は)好きなエリアでした。

 

f:id:tarte-tutan:20210815224855j:plain

f:id:tarte-tutan:20210815224911j:plain

f:id:tarte-tutan:20210815224923j:plain

 

【ストーンファング坑道】

 ②はボス前まで順調に進めたのですが、肝心のボス「炎に潜むもの」が無理アンド無理だったため(魔法の武器を覚えておらず、白くべたつく何かも切らしていた)しばらく放置していました。
 他のステージの①を一通りクリアした段階で、ステータスと武器もそこそこ育ったため再挑戦した……という流れです。

 ここで武器強化のための鉱石がバンバン手に入るのがすごく楽しいですね。愛用のハルバードとウィングド・スピアはここで鍛えました。

 あの近づくと爆発する謎の光球は何なんですかね。初見殺しにも程がある。二回ほど②の冒頭で吹っ飛ばされて=YOU DIED=しました。

 炎に潜むものに関しては、しばらく各所で鍛えてから、魔法の武器を付与したハルバードでガチの殴り合いを挑んだら四、五回のトライでなんとか勝てました。
 前回の記事で「デモンズソウルの神髄は経験!」と豪語しましたが、どうやら「レベルを上げて物理で殴る」もある程度は通用するようです。
 逆に、レベルアップや武器強化でのごり押しがある程度通用するようで安心しました。
 そうでないといつまで経っても倒せないデーモン等に対抗する術がなくなってしまうので……。

 アッ、竜の神は思った以上にイベント戦闘で驚きました。
 あの廊下の突き当りで戦うもんだと思い込んでいたため、PSプラスのヒント機能でステージギミックがあると入れ知恵されなければ右ストレートに吹っ飛ばされ続けるループから抜け出せなかったかもしれません。
 なんかおかしいとは思ってたんですよね。踊り場みたいなところが狭すぎるし。
 瓦礫もしばらくは右ストレートで壊してもらおうと四苦八苦していました。まさか自力で壊せるとは……。

  

f:id:tarte-tutan:20210815224748j:plain

f:id:tarte-tutan:20210815224806j:plain

 

 

【嵐の祭祀場】

 道中がキツかった。道中が心底キツかったです。
 初手、回転ガイコツで訳も分からず=YOU DIED=するのはもちろんのこと、大剣ガイコツに餅つき大会されたり、双剣ガイコツに三枚おろしにされたり、やたら長距離エイム力が高い弓兵ガイコツに尻を狙撃されたり、更には弓トラップに三本の矢をフルコースで振る舞われて即死したり、①から心をメキメキに折られて最高でした。
 最高でした!

 そんな①をヒイヒイ言いながら乗り越えて、ようやくたどり着いた②もかなりイヤらしい構成。
 盗人の指輪を使わない限り足場の悪い崖っぷちでエイの楽しい射的のマトにされ(精密射撃の時間だ!)、情け容赦なくアタックを仕掛けてくるガイコツたちに弄ばれ、なんとか屋内に潜り込めたと思ったら小柄な影人からのバックスタブ。
 あの影人、特定の位置までいかないと出現しないのが腹立つぜ! 数体のプレイヤーと何束かの薬草が彼奴のお陰で消費されてゆきました。許すまじ!

 という悪戦苦闘具合ではあったのですが、デーモンの方はそこまで大変ではなかった覚えがあります(もちろん何度かは=YOU DIED=してますけども)。
 審判者は明らかな弱点があり、攻撃も大振り。
 古い勇士はエイ除けの盗人の指輪のまま戦ったら(血文字の助言もあり)ちょっと卑怯ながら難なく撃破。正直申し訳なかった。
 嵐の王は最初近接バカのキャラで勝てるのか……? と絶望しかけましたが、公式血文字のアドバイスに従いイベント剣を手に入れたらドカンドカンとダメージが入るようになって気持ちよかったですね。雑魚エイたちを一刀両断できたのもフラストレーション解消できて非常に良い。

 多分道中に関しては一番苦労したエリアだったと思います。ソウルの稼ぎ効率はなかなかのものですが、ここで失ったソウルもまた数知れず……。
 難度が高い分、慣れによって道中にかかる時間が少なくなっていったのが最も顕著に感じられたエリアでもあります。
 その点で、一番ドラマチックなステージだったと言えるかも。

 

f:id:tarte-tutan:20210815225000j:plain

f:id:tarte-tutan:20210815225024j:plain

f:id:tarte-tutan:20210815225035j:plain

 

 

【腐れ谷】

 PS3版の映像を見るに、PS5リメイクのグラフィック向上の恩恵を最も受けたエリアだと思います。
 勘弁してくれ!
 いやマジで!

 もうね、地面の老廃物やら何やらのヌメリの表現が半端じゃないんですよ。
 塔が「怖い」なら腐れ谷は「気持ち悪い」一点に全振りですね。
 ホラーやグロテスクに振らずにここまで人の精神衛生を脅かすグラフィックを作れるとは思いもしませんでした。逆に凄い。
 [もう帰りたい……][ここから出してくれ!]な血文字を一番多く見かけたのは間違いなくこのエリアでしょう。
 深く感心はするけど正直もう行きたくないっすね!

 しかも①は足場・視界が極限まで悪くて道中の快適性がゼロなのも加点ポイントですね。
 早くクリアしたいしたいと逸るプレイヤーごころの一方で、一筋縄ではクリアさせてくれない難関エリア。後回しにして他のエリアでキャラを育てた後で良かったです。弱いままここに挑んでいたらもっと苦しんでいたはず……。

 デーモンは嵐の祭祀場よりも簡単だったかもしれないですね。
 簡単とはいえ、③の乙女アストラエアの顛末に関しては「簡単」「楽勝」の一言で済ませていいものか。
 要石の説明文を見るに、彼女は住人達からソウルを受け取ることで苦痛をもたらす思考から解き放たれる「何かしらの術」を施していたようですが、果たしてそれが正しいことと言えるのかどうか。
 結局のところそれは欺瞞であり、彼女の所業は遠回りな殺人なのではないか? と疑問を抱きながら向かったのですが、ステージに入った直後のアストラエアの真摯な語り掛けや、全力で彼女を守りにくるガル・ヴィンランドの姿勢に少々グラつきました。
 せめてプレイヤー側からなにかしらの意思表示をできればよかったのですが、こっちは一方的に蹂躙する蛮族プレイしかできないんですよね……。

 道中の不快感MAX、ストーリーラインの後味の悪さ、どれをとってもプレイヤーの精神に深手を負わせてくるエリアでした。
 アイテムもいくつか取り逃しているのですが、ちょっと再訪する気にはなれない……。

 

 

f:id:tarte-tutan:20210815225104j:plain

f:id:tarte-tutan:20210815225118j:plain

f:id:tarte-tutan:20210815225130j:plain

 

 

 そんな感じで、現在、老王オーラントただ一人を除いてすべてのデーモンを討伐した状態です。
 前回の王城①~②、坑道①に苦戦していた頃から一気に進めてちょっと驚いています。連休に集中してジックリ取り組めたのが効いたかもしれません。夏のデモンズ集中講座、開催中。
 ツシマのディレクターズカットが出る前に王を倒せればいいな。


 そんな具合で本日はここまで。
 また次の日曜に。